【全文掲載】山田孝之「CM欲しい。お金に対しての執着も」体重を爆増させた“食べ物”明かさず! 冨手麻妙、山田のことが「大嫌い。目が合うだけでムカつく」!?

MC:山本奈緒子役、冨手麻妙さん。村西軍団の女優たちの姉御的存在である奈緒子を演じられました。シーズン1からシーズン2と続けて演じられていかがでしたか? またシーズン2で注目してほしいポイントを教えていただけますか?

冨手:はい。奈緒子もシーズン1はまだ新人女優だったのですが、シーズン2を撮影しているときは、新たな後輩の女優さんたちがたくさんいたので、奈緒子自身としてもAV女優としてのプライドがものすごく高くなったんですよね。新たにメンバーに加わった女優さんたちと、女性の強さみたいなものを前面に出すシーンが今回あるんですけど、一緒に女優さんたちと乗り越えたからこそ、村西監督のことが大嫌いになり、そして山田孝之さんのことが大嫌いになってしまいました。

MC:役柄で村西監督のことが嫌いなのは分かるけど、山田さんのことも(笑)?

冨手:現場では山田孝之さんも村西とおるとして存在しているので、なんか目が合うだけでムカつくし、いるだけで腹が立ってしょうがないみたいな状態になってました(笑)。それは私だけじゃなく、女優陣みんなそうだと思います。

MC:山田さん、そう言われてますけど…(笑)。

山田:いや、ほんとそうなんですよ。だから、今も見られないんですよね(笑)。今、毎日僕がやっていることは、皆さんのインスタグラムにひたすら「いいね」を押すっていうことです(笑)。

MC:細い罪滅ぼしを(笑)。

山田:少しずつ歩み寄っていかないと(笑)。

MC::かなり細い返済ですね(笑)。続いてラグビー後藤役、後藤剛範さん。シーズン1に引き続き、常に体を張っているラグビー役を演じられましたが、シーズン2の撮影の思い出など教えていただけますか?

後藤:僕は体を張っているとは思ってなかったので、言われてから気がついたんですけど…、思い返すと気持ち悪かったり、頭痛くなったりしてたなあって。それはやっぱり武監督の愛のムチがあるんで、それも楽しんで観てもらいたいです。

MC:具体的にはどんな体の張り方を?

後藤:一番辛かったのは、水中を泳ぐシーンがあって、自分は泳げないんですよ。「泳げない」って言ってたんですけど、それでも泳がされたのはちょっと辛かったですね…。

山田:背中が一瞬、映っただけだったね(笑)。一日撮影したよね(笑)?

後藤:そう、そうです(笑)。そのときは、自分を褒めてあげたいなと思いました(笑)。

MC:続いて本シーズンからの新キャスト、サヤカ役の西内まりやさん。古谷のお気に入りで、組から逃げたトシと共に行動するサヤカを演じられました。村西とおるから一歩退いた立ち位置にいる役所でしたが、西内さんから見た村西軍団はいかがでしたか?

西内:シーズン1はもちろん私も拝見していて、キャストの皆さんやスタッフの皆さんの熱い想いをすごく熱烈に感じて、オーディションをいただいた時に武監督にも作品に対する熱を語らせて欲しいと言わせていただいたんですけれども。本読みのときなんかは、もう皆さん出来上がった空気と、やっぱり仲がいいこの素晴らしいチームワークがあって、やっぱりプレッシャーはたくさんありましたし、大好きな作品だからこそ、私に何かできるのであればという形で参加したんですけど、私自身も4年ぶりのお芝居でもあって緊張しつつも、國村さん率いる古谷軍団の一員として参加させていただいて、皆さんに引っ張っていただきながら、自分の人生を模索しながらも前に進んでいくサヤカに惹かれたので、少しでもサヤカの人間臭さを感じてもらえたらと思っております。ありがとうございます。

MC:続いても本シーズンからの新キャスト、江戸川ローマ役、増田有華さん。江戸川ローマ役というダイヤモンド映像のムードメーカーを演じられました。『全裸監督』という作品に参加されていかがでしたか? また視聴者にどういった点を観てほしいでしょうか?

増田:シーズン2からの参加ということで、本読みの段階で入らせていただいて、ものすごく緊張したのと、皆さんと馴染めるのかどうかっていう部分で緊張していたんですけれども、ローマがタバコを吸う役だったので、喫煙所で無理やり皆さんとコミュニケーションを図るっていうことを頑張っていたら、時生さんがすごく仲良くしゃべってくれたので…(笑)。

柄本:おお!? うん、しゃべったね(笑)。孝之さん、そんなじーっと見なくてもいいでしょ(笑)。

山田:どういう会話したのかなと思って。

増田:とりとめもない、何も中身はなく…(笑)。

山田:ただしゃべりたかった? ただ近くにいたかった?

柄本:ただしゃべりたかったし、 ただ近くにいたかったです(笑)。

玉山:不倫?

柄本:ちょっと(笑)。余計なこと言わない(笑)。

増田:ということで、どういうことか分からなですけど、皆さんとすごく仲良く接してもらったので、すごく楽しかったのと、あと江戸川ローマっていう役は、もともと標準語の役だったんですけれども、最終オーディションの時に、武監督から「関西人やろ? 関西弁でやってみいや」って言っていただいて関西弁でやったところ、武さんから1月のオーディションだったんですが、「良いお年を」と言われて、完全に落とされたと思い、泣きながら帰った思い出があったんですが、「決まったよ」っていう話を聞いた後に、江戸川ローマは標準語ではなく関西出身の役に変更になったっていうのを聞いてすごく嬉しかったのを覚えています。視聴者の皆さんには、シーズン2からご覧になるのももちろん最高かと思いますけれども、ぜひシーズン2を観た後にもう一度シーズン1からシーズン2をツルッと観ていただけると、また違った楽しみ方ができるのではないかと思います。ありがとうございます。

MC:監督、その辺の思い出はありますか?

武:ずいぶん失礼なことを言ってたみたいなんですけど(笑)、「良い年が始まるよ」っていうつもりで言ったら、もう1月になってたっていうことに気づいてなくて、僕もどうかしてました(笑)。「決定」って言おうと思ってたんですけど、全く違う風に捉えられていて、ついこの間その真相を聞いて、反省しています。

増田:今は、好きです。

武:ありがとうございます。

山田:10年日記の話は言わないの?

増田:そうなんですよ。10年日記をずっとつけてるので、5年目に入ってるんですけど、その日の1ページは「武監督、嫌い」のみ書いたっていう(笑)。

武:初めて会った日ですよね、僕と。

増田:そうですね。あの日に一気に嫌いになっんですけど、その後の撮影ですごくお話しさせていただいたので、今は日記に「好き」って書いてます。

武:毎日書いてください(笑)。

山田:俺は今でも嫌われてるのに…(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。続いて古谷伊織役、國村隼さん。シーズン2でも変わらずの存在感でヤクザの組長、古谷を演じられました。海外の映画にも出演されている國村さんですが、Netflixで世界配信の作品に参加されてどう思われますか?

國村:それがたまたまなんですけど、シーズン1がちょうど世界配信になった直後に、Netflixのアメリカの映画なんですけれども『Kate』という現場に入ったんですね。そこでアメリカのスタッフたちが「『The Naked Director(『全裸監督』の英語タイトル)』観たよ! すごいねー! あれは面白いねー!」って、何人ものスタッフから「すごい、エキサイティングだ」って、お褒めの言葉を頂き、その時に「そうか、これがNetflixで世界配信ということなんだ。僕らは日本で日本人だけで作った作品だけど、配信と同時に世界中のお客さんにダイレクトに届いてるんだ」って。すごいもんだなって実感しましたね。

MC:最後に後藤孝太郎監督、そして武正晴総監督です。シーズン1では助監督として全話の現場に参加され、シーズン2で監督デビューを果たされました。もっとも『全裸監督』の現場にいた後藤監督から見た本作はいかがでしたか?

後藤監督:色濃いキャスティングだったんで、この人たちが大暴れしてるんで、それをまとめるのはすごい大変でした。だけどそれが『全裸監督』の最大の魅力だと思うんで、ぜひ山田孝之扮する村西とおるが、この色濃いメンバーとどういう摩擦を起こして、どう変わっていくのかをみなさんに楽しんでいただければなと思います。