MC:これをもって知る方もいらっしゃると思いますけれども。ちなみに大泉さん、このキャストそして吉田監督も含めてこの一人だったら騙されてもいいなぁと思われる方、どなたか上げていただきたいんですが。
大泉:そうですね、やっぱり女性から騙されたらやっぱりなんか怒れなくないですか?やっぱりね、分かんないけどエライザちゃんあたりかね、あんまり怒らないかもしれないね(笑)。なんか男の人からどうでもいい嘘つかれるとイラッとするかもしれませんね。氷魚くんあたりにエイプリルフールに嘘つかれたら、ちょっとイラッとするかもしれない。どんな嘘をつくわけ?家族に。今の歳でも嘘をつくわけ?
宮沢:はい、つきますよ。去年もおそらく。覚えてないですけど、でも友達から来たのは、渋谷のハチ公が盗まれたよっていう。だから見に行けって言われて。もちろん行かないですけど、一瞬本当なのかなって調べました。「渋谷 ハチ公 盗難」って。ちゃんとありました(笑)。そういう嘘ですよ。
大泉:いや、イラッとするな。氷魚くんからそれやられたらイラッとするな。割と信じてしまうのでね、私は騙されやすいんですよ。そのまま受け取るから。俺はたぶんハチ公前まで行ってるね。「あるぞ、このやろう!」って。女性だと許しちゃうね。
MC:考えるのが楽しそうですね、はい、ありがとうございます。それではいよいよ明日公開となります。大泉さん最後にみなさんにメッセージをお願いいたします。
大泉:はい、いよいよ明日公開ということでございまして、去年の6月に公開する予定だった映画が、やっと公開になります。先ほどおっしゃってたのが本当にその通りだなあと思いまして、公開に至ったこの映画は今公開する意味がどこかにあるんだろうなというふうに思っています。映画館は本当に安全なところだと聞いております。空気が定期的に入れ変わっているそうでございますので、閉塞感のある時代ではございますけど、そんなときに観てとても気持ちのいいスカッとするエンターテインメント映画だと思います。ストーリーにどうか気持ちよく乗っていただいて、気持ちよく騙されていただいて、大きな物語のうねりに乗っかって頂ければというふうに思っております。老若男女、皆さん楽しめるスリリングな映画でございますので、どうぞよろしくお願い致します。今日観に来てくださった皆様はですね、なんとか大いに様々なところで宣伝していただいて、ネット上で盛り上げていただければと思っております。感想を書いていただいてね。いつも私言うんですけども、「私、今まであんまり大泉洋好きじゃなかったけど、今回は良かった」というように書くんですよ、皆さん!? 「洋ちゃん、良かった!」って言うとですねただのファンが褒めたと思われて、見なくていいってなっちゃうんですけど、「あんまり好きじゃないんだけど、今回の大泉洋、良かったよね」みたいに書くと、真実味が増すわけです!そう言うと必ず、「そう言われたからそう書いたよ、洋ちゃん!」って書く馬鹿がいるんだけど、だからダメなんだっつーの。真剣にね書いていただいてね(笑)
中村:すげえクセある!
大泉:そう、こうゆーとこにクセがあるんだね(笑)。大いに宣伝していただければというふうに思っています。どうぞ『騙し絵の牙』をよろしくお願いいたします。
『騙し絵の牙』
3月26日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:吉田大八
原作:塩田武士「騙し絵の牙」
脚本:楠野一郎
出演:大泉洋 松岡茉優 宮沢氷魚 池田エライザ 斎藤工 中村倫也 坪倉由幸 和田聰宏 石橋けい 森優作 後藤剛範 中野英樹 赤間麻里子 山本學 佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 國村隼 木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市
配給:松竹
【ストーリー】 大手出版社「薫風社」に激震が走る。かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる…。が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込んだ速水の生き残りを懸けた“大逆転”の奇策とは!?
©2021「騙し絵の牙」製作委員会