MC:ありがとうございます。そして闇を持つモデル城島咲役、池田エライザさんです。お願いします。
池田:みなさん、こんにちは。池田エライザです。久しぶりに私もこの景色を見て、ほんと圧巻というか、みなさんのきっといろんな配慮があって、今我々がここに立てていると思うので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。作品について今日も面白い舞台挨拶になりそうな予感がしますよね、大泉さん。面白くなりますよね?
大泉:え、は、はい。全力でやりますよ、私、本当に。ええ!
池田:大泉さん任せで頑張ります(笑)。よろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。続いて正体不明の伊庭惟高役、中村倫也さんです。
中村:こんばんは。伊庭惟高役を演じました、中村倫也です。最近多いなって思うんですけど、「ネタバレに気を付けて下さい」って出る前にすごい言われるので。まあ観て下さった皆さんは分かると思いますけど、今日僕たぶんほとんど何もしゃべれないので、合間合間に嘘を挟んでいろんな意味で皆さんを騙しながら舞台挨拶をやろうと思います。宜しくお願いします!
MC:宜しくお願いします。続いて文芸一筋の皮肉な保守派、宮藤和生役の佐野史郎さんです。
佐野:こんばんは。佐野史郎です。撮影が終わって1年余り。緊急事態宣言が発令されて、いつ公開されるんだろう、また延期か?なんて、本当に先のことが分からないでおりましたが、この時期で本当に良かったなと思います。この映画に限らず、映画はその時代の鏡だと思うんですよね。昔の作品でも、この時期に観ると、こういうふうに感じるのか、とかってあるじゃないですか? この作品も2020年の舞台なんだけど、21年に観るから余計に「こういうことなんだ」っていう。演じてる時は僕は先のことはわからないわけですから、そういう意味では本当に先の見えない、先がわからない楽しさがあると思います。多くの方にご覧いただけたらと思っております。宜しくお願いします。ありがとうございます。
MC:ありがとうございます。そして速水と対立する冷徹な編集長、江波百合子役の木村佳乃さんです。
木村:ありがとうございます、木村佳乃でございます。今日は本当にありがとうございます。佐野さんのお話を聞いていたら、感動して自分でしゃべること全部忘れちゃいました。本当にそうだなぁと思って伺ってたら、すっかり全部忘れてしまって(笑)。すみません、ちょっと舞い上がっておりますが本当に今日はたくさんの皆様にここでお会いできたことに感謝を申し上げます。皆様はご覧になって下さったので、まあマスコミの方もいらっしゃいますが、ちょっと耳を塞いでいただいて撮影中のおもしろ秘話なども披露できたらなと思います。よろしくお願い致します。
MC:ありがとうございます。続きまして、次期社長を狙う合理的な権力者、東松龍司役の佐藤浩市さんです。お願いします。
佐藤:どうもこんばんは。ほんとね、映画は撮影が終了して終わりじゃなく、完成した作品をお客さんに観てもらって初めてそこで成立する。壇上からこんだけ満席のお客さんを見るなんていうのは、本当に久しぶりでね、ちょっと自分の中でも逆に妙な違和感があったりして、本当にこういう日常がすぐそばに来ていただきたいなと思います。映画を楽しんでいただけたと思いますけど、また公開してからもよろしくお願い致します。
MC:ありがとうございます。そして最後に吉田大八監督お願いします。
吉田:こんばんは、監督の吉田大八でございます。本当にこの壇上からの風景を皆さんにも見て頂きたいぐらい、もう一年以上こういう風景を見ていなかったなと思って、ちょっと想像以上にすごいなと思っています。やっと公開できるんですけれども、ここにいらっしゃる出演者の皆さん、スタッフの皆さん、それから待っていただいた観客の皆さん、関係者の皆さんのいろんな気持ちでやっと今日この日を迎えることができて、ここからこの勢いに乗って明日からできるだけ長く突っ走りたいと思っております。宜しくお願いします。