MC:どうもありがとうございました! まず、皆さんにお聞きしたいことがあります。この作品は、カンヌですとか、いろいろな国際映画祭で話題になっておりますが、そんな映画祭での感触ですとか、この作品で感じたことがあれば、ぜひお伺いしたいですけれどもよろしいでしょうか?
三池:そうですね。カンヌから始まって、いろんなところに。結構ヨーロッパとかに行って、最後はシンガポールとマカオと、アジアに帰ってきて。それでインドとかですね、こういう素敵なラブストーリーをあんまり見たことない国の人たちが(笑)。
大森:“踊り”入れますもんね(笑)。“踊り”を入れちゃえばよかったですね(笑)。
三池:すごい楽しんでもらっているので、でもね一番戸惑われるのは、日本のお客さんかもしれないね。でも、ラブストーリーですから。元気になります。いろいろ皆さん、辛いことがあるかと思いますけど。今はコロナウイルスとか、不安なこともあるでしょうけど、これを見たらやっていけるっていう感じが。希望に満ちた作品ですから。
大森:日本での公開は今日が初めてですか?
三池:そうですね。お客様に観ていただくのは。
大森:それはすごいですね、皆さん。めちゃくちゃラッキーな人たちじゃないですか。ねえ。あ、村上淳さんです!(会場拍手と笑い)
MC:窪田さんはカンヌにも行かれましたよね?
窪田:行きましたね。一緒に行ったよね。
小西:はい、三池さんと窪田さんとカンヌに。
窪田:僕は一泊三日。昼について取材取材で、夜ちょっとご飯食べて、次の日は2時か3時起きで、そのまま日本の湾岸スタジオに強制送還されたんですよ。だから、上映会場にはいなかったんですけど、どんな感じだったの?
小西:舞台挨拶で、三池さんと登壇してもらって。カンヌの映画好きの人たちの熱気を生で体感できて、めちゃくちゃ楽しかったです。居て欲しかったです(笑)。
窪田:居たかった(笑)。
内野:一番どこが湧いてましたか?
小西:面白いところで、めちゃくちゃウケてました。椅子をバンバン叩いて(笑)。椅子が揺れました(笑)。
窪田:滝藤(賢一)さん、すごいウケてませんでした? マカオのとき。
ベッキー:ウケてた(笑)。
窪田:滝藤さん、(撮影は)一日だけ?
三池:一時間だけじゃない(笑)?
窪田:そうですよね(笑)?
大森:それがウケてると、なんか嫌な気持ちになりますね(笑)。「滝藤かよ!」って(笑)。
窪田:そうそう(笑)。切なくなるんですよ(笑)。僕ら、こんなに頑張ったのに、滝藤さんなのかよって(笑)。でも、観てもらったら分かると思います(笑)。
三池:大森さん、ユニディ(ホームセンター)でずっと徹夜してましたよね(笑)?
大森:夜に撮影が始まるので、朝までやるんで、幾度となくユニディの屋上から朝日を見ましたね。
ベッキー:私もユニディに夜9時半入りで、特殊メイクを一時間半やって、「もう少し待ってください、もう少し待ってください」って、朝の7時まで待って「すいません、出番なしです」って言われました(笑)。
三池:すいません(笑)。
大森:クレーム?クレーム出した?(笑)。
ベッキー:違います。明るく楽しく話しただけです(笑)。
MC::その流れで、撮影時のエピソードをお伺いしたいですが。
窪田:車の中、超楽しかったよね?
染谷:車の中は楽しかったねえ。
窪田:最高だったんですけど、言えないんですよ(笑)。あの芝居はなかなか見られないですよ。染将の新しい一面を見た気がしました(笑)。
染谷:最近は止め撮りっていうのが多いんですけど、車を本当に走らせて、すごかったですよね?
窪田:本当に急ブレーキかけるし。
大森:監督から「もうちょっとスピード上げて」って言われますもんね(笑)。
三池:皆さん、自分で運転してもらって、もちろん警察にもちゃんと許可をとって、安全な場所でやってるんですよ? 今はリスクを避けるので。カースタントとか、テレビとかでもバイクに乗っているキャラクターがいたじゃなですか? それが今は危ないから、めったに出てこないんですよ。だからそういうリスクを避けてきたんですけど。でも、大森さんはちょっと嫌味な感じなんですよ。国産の自動車を運転してるんですけど。「ウインカー出してください」って言うと、必ずワイパー出したり(笑)。
大森:僕の車、外車なんで(笑)。
MC:村上さんはなにかありますか?
村上:待ち時間は長かったんですけど、小西さんがずっと湯たんぽを抱っこしてるんですよ。それが可愛いなと。
小西:抱っこしてました。温かかったです。スタッフさんが優しくて、いつも温かい湯たんぽを用意してくれて(笑)。
村上:他の現場は湯たんぽなんて出ないよ?
大森:出る出る(笑)。
小西:ありがたかったです(笑)。
MC:ベッキーさんはどうですか?
ベッキー:歌舞伎町を裸足で雄叫びを上げながら走るっていうシーンがあったんですけど。カメラで堂々と撮っちゃうとギャラリーが集まってきちゃうから「離れたところで撮ります」と言われて。ってなると、街行く人は「ベッキーが血を流して裸足で走ってる」ってなっちゃって(笑)。大丈夫かなと思ってやって(笑)。
大森:またなんかあったんじゃないかと思うよね(笑)。すいません(笑)。
ベッキー:そう(笑)。全然良いですよ。報道陣の皆さんも喜んでくれてますから(笑)。
大森:ニュースになりますからね(笑)。
ベッキー:一応、撮影の後にエゴサーチしてみたら、案の定書いてあって。「ベッキーが雄叫びをあげて、クレイジーな感じで走ってた。大丈夫かな?」って(笑)。「撮影だといいなあ」と書いてあって。撮影ですよ、と今お伝えできてので嬉しいです(笑)。もう二年前とかですもんね? そんなこともありました。
三池:二年も前じゃないでしょ(笑)!?
ベッキー:一年ちょっと前でしたね(笑)。