MC:ありがとうございます。玉城ティナさんの中村佐和もすごかったですよね!
玉城:ありがとうございます。
MC:先生がお描きになった原作でも人気キャラクター、それを自分がやるにあたってプレッシャーもあったと思いますし、どんなところを気にしながら演じたんでしょうか?
玉城:中村というキャラクターがすでに圧倒的な存在感がありましたし、私が演じることによって、何か中村にプラスになる要素があればいいなと思っていたので、漫画を一番参考にしました。彼女の魅力というのは、コマから伝わってくる表情だったり台詞だったり、すごくいろいろなものを受け取ったので、やっぱり漫画を一番参考にしましたし…漫画っぽさというものを、演じるうえで現場にいる時はそこまでとらわれないように、というのは心がけていましたね。中村に出会えて私もよかったなぁと思っております。
MC:押見先生、いかがですか?
押見:とても光栄です。嬉しいです。ありがとうございます。僕の中では中村佐和というよりは玉城佐和なんですけど(笑)。
玉城:光栄で震える…!
押見:それぐらい最高だったと思います。
玉城:いやぁ、ホッとしております。ありがとうございます。
MC:ありがとうございます。続きまして、飯豊さんにお伺いしたいと思います。今回、高校生編が初めての映像化となり、文を演じるにあたってのプレッシャーだったり、中村と共通するところもあると思ったんです。
飯豊:プレッシャーを感じない人はいないんじゃないかというぐらいの…演じていて大切にしたいなと思ったのは、なるべく『惡の華』のファンの人たちに違和感なく邪魔しないように観ていただけるようにしたいなぁと思っていて、中村さんとリンクする部分を監督の意図で作ったんですけど、「ニャハ」っていう笑顔のシーンはすごくこだわって、ティナが演じた中村佐和は撮り終わっていたので、それをちょっと見せてほしいと、ティナにも電話して。
玉城:出られなくてごめん!
飯豊:テレビ電話して、「ニャハ」ってやってほしいな、リアル「ニャハ」を見せてほしいなと思って電話したんですけど。それはちょっと叶わずだったんですけど(笑)。
玉城:すみません…。
飯豊:急いでコンピューターで撮ってもらったやつを見せてもらって、あとは健太郎くんの目の前で何回も「ニャハ」ってやって似せていくみたいな、そういうことをしました。
井口:「ニャハ」確認してましたよね。飯豊さん、すごいしてました。
MC:あそこはもう一度見てみたいですよね。ありがとうございました。続きまして、秋田さんにお伺いしたいと思います。秋田さんはオーディションでこの役を勝ち取って、しかも横にいらっしゃる皆さんの同級生の役ということでしたが、実際にどうでしたか?伊藤健太郎さんや玉城ティナさんとご一緒してみて、何か相談したりはしましたか?
秋田:やっぱり皆さん、オーラ、パワーがすごいので、相談とかも恐れ多くてできないし、お話も全然…。
玉城:なんで!?そんなことないよね!?
伊藤:(玉城を見つめて)怖いんだよ、やっぱ。
玉城:なんで私なんですか!?一緒のシーン、作ったよ!
伊藤:そうだ、そうだ。ごめんね…。
秋田:話せなかったんですけど、芝居をしている中で皆さんが引っ張っていってくださったので、お二人のおかげで、佐伯さんが映画の中に存在できたのは皆さんのおかげだなぁと思って、ありがとうございました。
伊藤:とんでもないです。当時15歳だったんですけど、もうね、すごいんですよ。ドシッと構えて女優さんとして、15歳という年齢を感じさせないぐらいでいてくれたので、僕らもすごく、言い方悪いですけど、やりやすかったというか…。
玉城:不安要素は全くなかったですよ!
伊藤:安心感はすごくありました。
玉城:自分の思うままでスクリーンに映ったんじゃないかなと思います。
伊藤:そうだね。素晴らしかったです。
秋田:ありがとうございます。