【全文掲載】伊藤健太郎、渾身の芝居は「パンツをかぶっているのを教室の窓から見るシーン」

MC:ありがとうございます。そして、この映画の監督になります、井口昇監督です。

井口:ありがとうございます!皆さん、こんにちは。監督の井口昇と申します。約8年前に押見修造先生の原作を読んだ時に、こんなに自分の青春とシンクロする漫画はないと思って、絶対これを映像にしたいと思いまして、押見先生に直接「映画化させてください」とお願いしました。そこから紆余曲折がありまして、約8年の月日を経て、この素晴らしいキャストの皆さんと実現できて、こうやって舞台挨拶できていることが本当に嬉しくて感極まる思いです。胸がいっぱいです!ありがとうございます。皆さん、今日はよろしくお願いします!

MC:全国公開おめでとうございます!ついに公開でございます。

井口:いやぁ~!

伊藤:やっと!いろいろありました。

飯豊:なんか、年齢層が高めですね!?

伊藤:そういうこと言うんじゃないよ!

飯豊:いやいや、すみません!(笑)。

伊藤:そういうことを言うんじゃない!

玉城:いろんな世代の方に届く『惡の華』という作品!

飯豊:そういうことです!そういうことが言いたかったんです!

玉城:ありがとうございます。

MC:皆さん、気づきました?伊藤健太郎さんの胸元。

玉城:さっきからこれあったけど、どうして何も言わなかったの?

飯豊:あの、言わないことが素敵という(笑)。

伊藤:やめなさい!その話、横でしなくていいから!僕のスタイリストさんが今日のためにこれを作ってくださって。10回ぐらい書き直してくれたらしくて。手作り!

飯豊:すごい素敵です。手作りなんだ!?

玉城:すごい素敵!

伊藤:愛ですね。ありがとうございます。

MC:(会場の)皆さん観たので、今までの伊藤健太郎さんのイメージが覆されたと思いませんか?すっごい静かに頷いていますね!

伊藤:そうでもない!?(笑)。

玉城:いやいや、しみじみと!

MC:衝撃だったと思います!どうだったんでしょうか?これだけ感情を揺さぶられるような役を、しかも全身全霊でやるということは、最初にオファーを受けた時はどういう気持ちだったんでしょうか?

伊藤:最初に「中学生の役です」と言われて、これは大変な撮影になるだろうなと思っていましたし、それと同時に、今までやったことがないような作品、役柄でもあったので、これが僕にとって役者としてこれからやっていくうえで絶対大きなものになるなというのも最初から感じていたので、すごく嬉しかったです。あとは、先ほど監督もおっしゃっていましたけど、8年間あたためてきたというすごく熱いお話を初めて会った時にしてもらって、それを僕にやらせていただけることがすごく嬉しかったので、プレッシャーというよりかはいいものを作りたいなという気持ちが大きかったですね。

MC:今の話の中で、役者として大きな変化になるとおっしゃっていましたが、できあがった作品をご覧になって、ご自身ではどうでしょうか?

伊藤:最高ですよね!

井口:おぉ!ありがとうございます!

伊藤:最高でした!どうなるのかなぁと思ってドキドキしながら試写を観させていただいたんですけど、僕はやれることを全部やったつもりで送り出したので、それをすごく素敵に切り取って編集していただいて、全体的に素敵な作品になっていたなと。ありがとうございました!

井口:ありがとうございます。嬉しい。