MC:ありがとうございました。今回のこの映画、たった一夜にして人生が大きく変わってしまうという物語なんですが、これに引っ掛けまして、皆さんにとって思い出深い特別な一夜がありましたらぜひお聞かせください。白石監督からいってみたいと思います。
白石:音尾琢真さんが、僕の高校のひとつ後輩なんですね。
音尾:旭川西高校です。校歌だって歌えますよ。けんが〜く…♪
白石:(音尾の歌を無視して)でまあ、僕も在学中は知らなかったんですけど、俳優になっていて。僕も監督になったある日、「どうしても会いたい」と。で、一緒に御飯を食べて、吐いて殴り合って。
音尾:そんなことなかったですよね(笑)。
佐藤:どうしても会いたいというのは、音尾さんから白石さんに?
音尾:そうですよ。
佐藤:そうなんですか!? すごい。
白石:来ていただいて、語り合った夜は忘れないですね。どういうお歳暮を送ってくれるんだっていう話で(笑)。なので、卒業とかないですよ、音尾くん!
松岡:お!10度目!
音尾:何回でも留年させていただきます!よろしくお願いいたします!
松岡:いい話(笑)。
MC:音尾さんにも聞いてみたいと思います。音尾さんはどうなんでしょうか?
音尾:そうですね。この『ひとよ』の撮影中に、白石監督と二人で飲みに行って、白石監督は映画好きなので、映画の話をいっぱいするんですけど。その中で、突然「音尾くん、今年こそはやりたいことがあるんだよ」と。「なんすか?」って聞いたら、「富士山に登りたいの」って。「じゃあ、僕も登ったことないから一緒に行きましょうね」って。後日、白石さんが行きたいっていうなら俺が行くしかないなと思って、スケジュールを空けて、白石さんのスケジュールも抑えて、「富士山にこの日程で行きましょう、登山靴も買いましょうね」ってお互いに登山靴も買ってですね、富士山に登る前日に監督が風邪をひきまして。おしまい(笑)。本当に、勘弁して欲しいんですよ、あの人。
松岡:リベンジは?
白石:来年でしょうね。参加したい人は?
(挙手なし)
音尾:人気ねーなあ(笑)。
MC:その時は、証拠写真でお揃いのファッションと靴で。
松岡:その頃にはBlu-rayとDVDが発売されているから、イベントのときに使えそうですね。
音尾:そういうことですね。Blu-ray&DVD発売記念フォトとして。付録としてつける。
松岡:なるほど(笑)。
MC:期待しております、ありがとうございました(笑)。それでは佐々木蔵之介さん。
佐々木:この仕事をやると決めた夜かもしれないですね。僕は家業を継がなければいけなかったけど、「ごめん、家業を継ぐのは諦めて」と言ったときかなあ。で、この仕事を始めて。だから親が思うように子供は育たないっていうこの映画みたいな感じだったんだなと思いますね。
MC:だからこそ今このステージに立っていらっしゃるんですもんね。素晴らしいです。では、三兄妹の番です。
松岡:はい! そんな佐々木蔵之介さんのことを、私は子役からやっておりますから、田中裕子さんと同じく、私の中では神様みたいな人ですよ。なんですが、私はスナックの店員役で新人ドライバーの佐々木さんに送ってもらうシーンがあるんですけど、そこで佐々木さんの髪の毛をグワングワンに、グッチャグチャにして、引っ張ったり叩いたり、まさか先輩の頭をペンペン叩く日がくるとは思わないんで。なので、恐ろしくもあり、なにか興奮した夜でした。恐ろしくないですか? 佐々木さんの頭を引っ張ったり叩いたりするの。
音尾:普段優しいから、キレたらどうしょうとかね。
松岡:そうそう。
MC:当の本人はどうなんですか?
佐々木:心地よかったですね…(笑)。
松岡:あれ(笑)?
音尾:変態じゃないですか!?
佐々木:そうですね、もっと来てもらっても良かったです(笑)。
松岡:本当ですか(笑)? じゃあ別の機会にもっと(笑)。
音尾:そんな機会はない(笑)。
松岡:忘れられないですね。大先輩の頭を叩く夜ですね。
MC:皆さん、ご確認いただきたいと思います。
佐々木:だいぶ叩いたけど、カットされたましたけどね(笑)。叩かれ損だったかもしれないね(笑)。
松岡:失礼いたしました(笑)。