香取慎吾と白石和彌監督が初タッグを組み、人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く映画『凪待ち』が、6月28日より公開中。このほど、7月6日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて感謝御礼舞台挨拶が行われ、キャストの香取慎吾、音尾琢真、白石和彌監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:本日は『凪待ち』全国生中継付き舞台挨拶にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。本作は先週初日を迎えまして、好スタートを切ることができました。今日は皆さんに感謝の気持ちを込めて、追加の舞台挨拶を実施させていただく運びとなりました。会場に豪華キャストの皆さんをお迎えしまして、全国78館で生中継舞台挨拶を行って参ります。それでは早速ご登場いただきましょう!どうぞ大きな拍手でお迎えください。木野本郁男役の香取慎吾さん、村上竜次役の音尾琢真さん、そして白石和彌監督です。
それでは早速ですが、ご挨拶とともにお話を伺って参りましょう。まずは、主演の香取慎吾さんです。実は、ちょうど1年前の七夕の日、石巻で夏祭りを再現した撮影を行いました。香取さんがボコボコにされて号泣するシーンと言えばお分かりになる方もいらっしゃるかもしれません。あれから1年が経ちましたが、今のお気持ちと共にご挨拶をお願いいたします。
香取:皆さん、こんにちは。木野本郁男役をやらせていただきました香取慎吾です。全国78館の劇場の方も見れているんですよね。(中継カメラに向かって)こんにちは!きっと盛り上がってくれています!1年前に撮影していましたこの映画『凪待ち』が公開されて、日々、「映画を観ました」という人の感想を、会えた方と映画の話をするのが最近の日課です。そのぐらいいろんな方が観てくれていて、映画館に足を運んでくれる方がいっぱいいてくれて、本当に幸せを感じています。今日もたくさんの方が全国で…上映前なんですよね。これからこのライブビューイングが終わったら、一気に皆さんが観始めると思うと、こんな幸せな瞬間はないなと思っています。本日はありがとうございます。
MC:ありがとうございます。続きまして、音尾琢真さんです。音尾さんは1年前、7月5日にクランクアップされたということで、その時のお気持ちはいかがだったんでしょう。ご挨拶をお願いいたします。
音尾:音尾琢真と申します。1年前にクランクアップをした思い出も今はもうどこかへ行ってしまい…。
(会場笑い)
音尾:覚えているのは、香取さんが非常に大きな体で、太い腕で、僕に襲いかかるようなシーンがありました。本気で怖かったのを覚えています。あの日がクランクアップだったんじゃないかなぁ。ものすごい迫力ですよ、本当に。すごいです。そんな香取さんと今こうしてステージの上で、デニムを着て横に並ばせていただくと、なんだか、つよぽん(草彅剛)にでもなったような…。
(会場爆笑)
音尾:そんな幸せな気持ちでいます。きっと監督も今、稲垣(吾郎)さんになったような、そんな気持ちを味わっているのではないかと(笑)。
(会場爆笑)
音尾:勝手に予想しておりますけれども(笑)。全国のいろんなところで観てくださっているということで、本当に嬉しく思います。今日はよろしくお願いいたします。
MC:ありがとうございます。続きまして、白石和彌監督、公開から1週間経ってのお気持ちと共にご挨拶をお願いいたします。
白石:監督の白石です。公開から1週間が経って、多くの人が観てくれたということを配給会社からも報告を受けていますし、僕も行く先々で「『凪待ち』観ました」とか、Twitterでも、草彅さんが観てくれて「ズッシリ!スー!」と書かれていたので、その「スー!」はなんなのかわからないですけど(笑)、いろんな感想をいただけて嬉しいなと思っております。ありがとうございます。