【全起こし】草彅剛「ただ朽ち果てていくんじゃなくて、再生しながら生きていきたい」映画『まく子』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

草彅:あとは僕のテクニックで、どうにか(笑)。役者魂で(笑)。

鶴岡:CGで消そうかと思ったんですけど、草彅さんが「もう一回やりましょう」とおっしゃってくださって。

草彅:役者魂、前貼り隠しで頑張りました(笑)。すいませんね、新音ちゃん。こんな話ばかりで。新音ちゃんの登場シーンも素敵じゃないですか。今日みたいな白いドレスでね。ほわ~っとね。素敵ですよ。

新音:ありがとうございます(笑)。

MC:新音ちゃんも、どうやってフォローしていいか分からないですよね(笑)。

草彅:すいません(笑)。

MC:ちなみに草彅さん、今日は大人の方もたくさん来ております。この映画は子供だけじゃなくて、大人が出会いを通して再生していく物語じゃないですか。

草彅:そうですね、子供だけじゃなくてね。大人も再生するというかね。この作品を撮って思ったんですけど、人って老いて死に近づいていくわけですよね。でも、ただ朽ち果てていくんじゃなくて、どこか再生しながら生きていきたいなって。たぶんこの作品が持っているコンセプトだと思うんですけど、でもそれを2人のフィルターを通して、大人が気づくって。気づいただけでも、ちょっと自分自身生まれ変わって再生しているのかなって思わせてくれるような映画なので…、いい映画ですよね(笑)。

MC:そうですよね。温かいですしね。

草彅:2人は本当に、この前も。一ヶ月前でしたっけ、完成披露で会った時に、もう大きくなっていて。成長してんだなと思って。それだけ僕らは年取ってるわけですからね。ビックリだよ、本当に(笑)。やったね、卒業もあって、映画の公開もあって。人生、輝いているね。二人共ね。ねえ、須藤さん。

須藤:トークの振り幅がすごいですね(笑)。すごい良い話から、下ネタから。さすが!

草彅:そうですか(笑)? 腕身につけました? 2人には負けますよ。吸収率がすごい高いから。本当に、僕も緊張して演じてましたよ。須藤さんとお芝居している時も、緊張してますけど、2人の時もすごく緊張してました。ピュアな感情がすごく伝わってくるんで。たぶん、それはスクリーンを通しても、皆さんたぶん感じていただけているんじゃないですか?