草彅剛、初の前貼りに「形が合わなくて。個人差が…(笑)」映画『まく子』公開記念舞台挨拶レポート

作家の西加奈子が小説「サラバ!」で第152回直木賞受賞後に一作目として書き下ろし、累計55,000部の売り上げを記録した児童小説を、山﨑光主演、草彅剛共演で映画化した『まく子』が、3月15日に公開初日を迎えた。翌日16日に、テアトル新宿にて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの山﨑光、新音、草彅剛、須藤理彩、鶴岡慧子監督が登壇した。

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大歓声を受けて舞台に登壇したゲスト陣。マイクを握った草彅は「サトシの父親役を演じました光一です」と間違えて挨拶すると、会場から笑い声が。間違いに全く気が付かない草彅は「あってますか? 光一ですよね(笑)?」と天然ぶりを発揮して、最初から会場を和ませた。

昨日、中学校を卒業したという、主演でサトシ役の山﨑。本作公開までの一年間について「とても大事な一年でした。主演をやらせていただくことで、これからの俳優人生の糧になった」と堂々とコメント。これには草彅も「立派だねえ(笑)」と感心しつつ、「僕の方が全然年上なんだけど、山﨑くんから学ぶことが多くて。新音ちゃんからも、たくさん学ばせてもらった。素晴らしい才能をお持ちなので、これからも一緒に仕事ができたら」と若い2人を称賛した。

あるシーンを下半身裸で撮影したという草彅と山﨑。草彅は「前貼りをしてなかったので、後ろから見えちゃうみたいで(笑)」と、結局、そのシーンは撮り直したという。今度は自身初となる前貼りをして撮影したそうだが、「形が合わなくて(笑)。個人差があって(笑)」と説明して会場を爆笑させていた。

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『まく子』
3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:鶴岡慧子
原作:西加奈子「まく子」(福音館書店 刊)
主題歌:高橋優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
出演:山﨑光 新音 須藤理彩 草彅剛 つみきみほ 村上純(しずる) 橋本淳 小倉久寛 根岸季衣 内川蓮生
配給:日活 

【ストーリー】 ひなびた温泉街の旅館の息子で小学5年生のサトシ(山﨑光)は、自分の身体の変化に悩み、女好きの父親(草彅剛)に反感を抱いていた。ある日、美しい少女コズエ(新音)が現れる。言動がどこか不思議な同い年のコズエは、「ある星から来た」と信じがたい秘密をサトシに明かす。枯葉や紙の花を楽しそうにまくコズエが、やがてサトシや町の人々みんなにまいたものとは…。

©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)