ボディ・ホラーにこだわるブランドン・クローネンバーグ監督のSFホラーが8位に初登場!【全米映画ランキング】

【全米興収ランキング 1月27-29日】

1位(←) アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
2位(←) 長ぐつをはいたネコと9つの命
3位(↑) オットーという男
4位(↓) M3GAN/ミーガン
5位(初) Pathaan※
6位(↓) Missing※
7位(↓) Plane※
8位(初) Infinity Pool※
9位(初) Left Behind: Rise of the Antichrist※
10位(初) The Wandering Earth II※
※が付いたタイトルは原題

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』がV7を達成。さすがに勢いは弱まってきたが、世界累計興収は歴代4位にまで浮上。歴代上位4作品のうち、3作がジェームズ・キャメロン監督作(1位『アバター』、3位『タイタニック』)というからすごい。5位はインド発のスパイ・アクション『Pathaan パサーン(原題)』で、シャー・ルク・カーンの5年ぶりの映画出演作。カシミール地方の自治権を奪ったインド政府に怒ったパキスタンの将軍が、テロ組織と結託。インドのスパイが陰謀に立ち向かう。共演は『トリプルX:再起動』(’17)のディーピカー・パードゥコーン。8位はブランドン・クローネンバーグ監督のSFホラー『Infinity Pool インフィニティ・プール(原題)』。ある国のリゾートで休暇を満喫中の夫妻が人身事故を起こしてしまう。その国では罪には死をもって償うか、自身のクローンを身代わりにするしかないのだった。主演は『ノースマン 導かれし復讐者』(’22)が日本公開中のアレクサンダー・スカルスガルド。9位『Left Behind: Rise of the Antichrist レフト・ビハインド:ライズ・オブ・ジ・アンチクライスト(原題)』は、終末キリスト教映画『レフト・ビハインド』(’13)の続編。主演はニコラス・ケイジからケヴィン・ソルボに交代し、ソルボは監督も務める。10位『The Wandering Earth 2 ザ・ワンダリング・アース2(原題)』は中国のSF映画の続編。前作『流転の地球』(’19)はNetflixで配信中。(Box Office Mojo調べ:興行収入)

▼『Infinity Pool インフィニティ・プール(原題)』の予告編。デビュー以来、父デヴィッド・クローネンバーグ譲りのボディ・ホラーにこだわり続けるブランドン・クローネンバーグ監督。本作でも独特の倒錯した世界をグロテスクな描写を交えて描き出す。