吉沢亮「トリコにするけんねー」、新木優子「楽しみにしてきたっちゃん!」『あのコの、トリコ。』福岡・舞台挨拶レポート

「Sho-Comi」(小学館)にて連載され、累計発行部数100万部を突破(電子ダウンロード含む)した白石ユキによる同名コミックを、吉沢亮主演、新木優子、杉野遥亮共演で実写映画化した『あのコの、トリコ。』が10月5日より公開中。このほど、10月6日、公開を記念してイオンシネマ戸畑にて舞台挨拶が行われ、吉沢亮と新木優子が登壇した。

割れんばかりの歓声の中サプライズで客席から吉沢と新木が登場、壇上に立つと「楽しい!」(吉沢)と思わず言ってしまうほど、この歓迎ぶりがとてもうれしかった様子。「みなさんのことを、トリコにするけんねー」(吉沢)、「楽しみにして来たっちゃん」(新木)と冒頭から、サプライズで福岡弁を取り入れての挨拶に、一層の歓声があがった。何度か撮影やイベントなどで福岡に訪れたことがあるという2人。まず最初に福岡の印象を聞かれると、吉沢は「ご飯がおいしいという印象です。長く撮影などで滞在するときもよく食べに行っていました。屋台とかも行きました!」というエピソードを披露。毎年「TGC北九州」に来ることが多いという新木は「すごく元気で盛り上がってくださる印象があります。今日もすごくて、とても楽しいです」とコメントした。

その後は、【公開記念:もっとトリコに舞台挨拶】の企画から「あのコのためなら、何だって答える!」ということで、会場に質問BOXを設置、お客さんからの質問に答えるという企画の初回。どんな質問が飛んでくるかドキドキの中、質問コーナーがスタート。さまざまな用紙に書かれた質問を箱の中からひとつ引くと、最初の質問は、【高校生活で恥ずかしかったことを教えてください!】。2人が会場を見まわし質問をしてくれたお客さんを探すと、会場中にドキドキがあふれる。見つけると嬉しそうにする2人がかわいく、観客からまたもや歓声が起こった。質問の答えは、新木は、沖縄に旅行に行ったときクーラーをつけっぱなしにして寝てしまったら、翌日声が出ず、しばらくガラガラの声で過ごしたとか。吉沢は学園祭で女装をした際、コギャル風メイクをしてもらい女子の制服を着たのだが、髪型がそのままで、ちょっとおかしな女装になったという話を披露。学生時代らしいエピソードに会場も盛り上がった。

その他【学生時代にトリコになっていたこと】【役柄と自分が似ている部分】などバラエティにとんだ質問受け、最後は「天候の悪い中お越しいただきありがとうございます。とても楽しい時間を過ごせました」(新木)、「ラブストーリーだけど、それだけでなくまっすぐで感動できる作品。学生さんにはもちろん、その上の世代の方や、家族で観ても楽しんでいただける作品になっています」(吉沢)と締めくくり、サプライズで壇上を降りての客席との自撮りと、映画と舞台挨拶、豪華すぎるこのイベントに、観客は大興奮の様子だった。

『あのコの、トリコ。』
10月5日(金)より全国ロードショー中
監督:宮脇亮
原作:白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)
脚本:浅野妙子
主題歌:Nissy(西島隆弘)「トリコ」
出演:吉沢亮 新木優子 杉野遥亮 水上剣星 大幡しえり 内田理央 古坂大魔王 高島礼子 岸谷五朗
配給:ショウゲート

【ストーリー】 田舎で暮らしていた地味で冴えない男子高校生の鈴木頼(吉沢亮)は、東京の芸能コースがある高校に転入し、幼い頃から好きだった立花雫(新木優子)と再会する。女優という夢に向かって真っすぐにがんばる雫にあらためて恋をした頼は、彼女が所属する芸能事務所に頼まれ、雫の付き人として現場に同行するようになる。ランジェリーの広告撮影では、共演するはずだった、頼と雫の幼なじみでもあり人気俳優の東條昴(杉野遥亮)が、あるアクシデントで帰ってしまい、雫は降板させられそうになる。そんな雫を助けるために頼はなんと昴の代役を受けることに!そして、頼がカメラの前に立つと別人のような輝きを放ち、雫は思いがけずときめいてしまう。そしてこの広告が話題となり、頼、そして雫と昴の未来を変えていく―。

©2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会