昨年度の東京国際映画祭コンペティション部門に出品され大喝采を浴びた『負け犬の美学』が10月12日より公開となる。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
40代半ばを迎え盛りをすぎた中年ボクサー、スティーブは、たまに声のかかる試合とアルバイトで家族をなんとか養っていたが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する。ボロボロになりながらもスパーリングパートナーをやり遂げたスティーブにチャンピオンからある提案が舞い込む。
主演は、監督作『憎しみ』(1995)でカンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞、大ヒット映画『アメリ』(2001)ではヒロインが恋する相手を演じるなど、マルチな才能で幅広く活躍するマチュー・カソヴィッツ。本作では本格的にボクシングに入れ込み、家族のために体を張るボクサーを熱演する。脇を固めるのは、元WBA世界王者のムバイエが、主人公スティーブがスパーリングパートナーを務めるタレク役を演じ、リアルで臨場感のあるファイトシーンを生み出した。そして娘のオロール役を、これからのフランス映画界を担う新星ビリー・ブレインが演じる。
『負け犬の美学』
10月12日(金)よりシネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:サミュエル・ジュイ
出演:マチュー・カソヴィッツ オリヴィア・メリラティ ソレイマヌ・ムバイエ ビリー・ブレイン
配給:クロックワークス
【ストーリー】 40代半ばを迎え盛りをすぎた中年ボクサー、スティーブ。たまに声のかかる試合とバイトで家族をなんとか養っていたが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する。ボロボロになりながらも何度でも立ち上がり、スパーリングパートナーをやり遂げたスティーブにチャンピオンからある提案が舞い込む。そしてスティーブは愛する家族のため、そして自身の引き際のために最後の大勝負に出る。引退試合のリングで父として娘に伝えたかった思いとは―?
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