カンヌ国際映画祭にて批評家連盟賞を受賞したジュリア・デュクルノー監督による初長編作品『RAW~少女のめざめ~』が2月2日に全国ロードショーとなる。それに先だち、本作の日本版予告編が公開された。
長編デビュー作でありながら、第69回カンヌ国際映画祭にて批評家連盟賞を受賞し、その後もトロント映画祭を筆頭に様々な映画祭で数々の賞を受賞するなど、本国フランスのみならず世界中から注目を集めた本作。ロッテン・トマトでは批評家のレビューが90%と高得点を取得し、その評価は評論家のみにとどまらず、第41回トロント国際映画祭では、ミッドナイト・マッドネス部門の観客賞3位となった。更に、日本でも大ヒットとなった『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督や、『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督が熱いコメントを寄せるほか、『はじまりへの旅』のマット・ロス監督や『ウィッチ』のロバート・エガース監督が2017年のお気に入り映画として本作を挙げるなど、クリエイターからも高く評価されている。そんな本作は、少女の成長を通して、“究極の愛”が描かれているが、今回公開された日本版予告編では、主人公ジュスティーヌがまだ無垢な少女だった頃から、大学入学を機にだんだん身体的、精神的に変化を遂げていく過程が描かれている。その中でも彼女の目つきの変化は目まぐるしく、一体何が起こったのか気になる作りになっている。
著名人コメント
■エドガー・ライト監督(『ベイビー・ドライバー』)※本人ツイッターより
素晴らしい! 胃が強くない人は注意だけど、それにしても、なんてすごい映画なんだ!
■M・ナイト・シャマラン監督(『シックス・センス』)※本人ツイッターより
とてもパワフルで心をかき乱された。心底ギョッとしたよ。
■ジェイソン・ブラム(『ゲット・アウト』プロデューサー)※『RAW』US公式FACEBOOKより
ジュリア・デュクルノー監督は、誰もが夢見ることを本作でやってのけた。そしてその作品は監督のビジョンがつまったオリジナルで、ダイナミックで、恐ろしくて楽しい映画だ。そしてなによりも、独創的。
『RAW~少女のめざめ~』
2月2日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
監督・脚本:ジュリア・デュクルノー
出演:ギャランス・マリリエ エラ・ルンプフ ラバ・ナイト・ウフェラ
配給:パルコ
【ストーリー】 16歳のジュスティーヌは厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、両親、姉と同じ獣医学校に入学。初めて親元を離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになった彼女は、新しい環境で不安に駆られる日々を過ごす。新入生通過儀礼として生肉を食べることを強要されると、どうしても学校に馴染みたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口にする。しかし、その行為によってジュスティーヌの本性が露わになり、次第に変貌をとげていく。彼女が本当に求めるものとは…。
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