『日本侠客伝』シリーズ、『仁義なき戦い』シリーズなどを手掛け、東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットを60年の時を経て、⽩⽯和彌監督が⼭⽥孝之&仲野太賀のW主演で映画化する『十一人の賊軍』が、11月1日より公開される。このほど、Dragon Ashの楽曲をキャンペーンソングに起用した予告編とポスタービジュアルが披露された。
⽇本アカデミー賞優秀脚本賞、さらに勲四等瑞宝章を受章している笠原は、脚本を通じてその時代の反骨精神や都合によって変わる正義に抗う⼈物を数多く描き、昭和の映画業界を牽引した。その巨匠が手掛けたプロットを、企画・プロデュースの紀伊宗之と白石和彌監督、脚本の池上純哉たち平成ヤクザ映画の金字塔『孤狼の血』チームが受け継ぎ、令和に新たな集団抗争劇が誕生する。
その一大プロジェクトの主演には現代の日本映画界で双璧をなす超実力派俳優山田孝之と仲野太賀の2名が抜擢され、死と隣り合わせの戦場を我武者羅に駆け抜ける。
常に進化をし続け、圧倒的な支持で日本の音楽シーンを走り続ける怪物バンド・Dragon Ashと本作のコラボが決定。キャンペーンソングとして起用された楽曲タイトルは「Straight Up feat. JESSE」。まさに罪人たちが覚悟を決めて戦いに挑む映画さながら、疾走感と熱いビートで突き進むパワフルな楽曲となっている。
そして、キャンペーンソングが流れる予告編が公開。戦火の迫る新発田藩の砦を死守すべく死闘を繰り広げる10人の罪人たちと1人の侍。加えて新政府軍と新発田藩の思惑が交差し、どんどんと激化する戦いの様子をDragon Ashの楽曲がさらに盛り上げる。燃え盛る戦場を暴れまわる賊たちの覚悟を駆り立てるような「Just make it loud in the crowd, straight up now」というエモーショナルな歌詞が印象的だ。ボーカルのKjと共にフィーチャリングとして楽曲を盛り上げるのはDragon Ashとコラボプロジェクトが進行中であるThe BONEZのボーカルJESSE。両者の爆発的なボーカルが闘志を奮い立たせる。苦境の中でも立ち上がり、己の生きざまを貫くため強大な敵に挑む賊たちと、何者にも囚われず、常に前を見続け信念を貫き通すDragon Ashとのミクスチャー。全てを燃やし尽くすほどのアツいコラボが実現した。
ポスタービジュアルを手掛けたのは多くの映画・配信作品のポスターを作り出し、SNSを中心に注目を集めている韓国のデザイン会社・Propaganda。シンプルながらも作品の持つ空気に合わせてスタイリッシュなビジュアルを作り上げ、人々の目を惹きつけているデザイナー集団とタッグを組んだ。険しい表情の11人の賊たちと新発田藩、新政府軍の面々がひしめき、それぞれの決死の覚悟と死闘の予感させる、無骨ながらも日本映画の底意地を魅せつける力強いビジュアルとなっている。
『十一人の賊軍』
2024年11月1日(金)全国公開
監督:白石和彌
企画・プロデュース:紀伊宗之
原案:笠原和夫
脚本:池上純哉
出演:山田孝之 仲野太賀 尾上右近 鞘師里保 佐久本宝 千原せいじ 岡山天音 松浦祐也 一ノ瀬颯 小柳亮太 本山力 野村周平 田中俊介 松尾諭 音尾琢真 柴崎楓雅 佐藤五郎 吉沢悠 駿河太郎 松角洋平 浅香航大 佐野和真 安藤ヒロキオ 佐野岳 ナダル 木竜麻生 長井恵里 西田尚美 玉木宏 阿部サダヲ
配給:東映
©2024「⼗⼀⼈の賊軍」製作委員会