岩城滉一「これが最後のチャンスなんですよ!」人生はいつからでも輝ける!『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』予告編

岩城滉一が26年ぶりに映画主演し、人生の最期のページを意識し始めた71歳の男が、一歩を踏み出して様々な人と交流し、新たな挑戦をはじめて第二の青春を送ろうとする姿を描く『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』の公開日が5月10日に決定し、併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。

本作の主演は、これまで年齢を感じさせないワイルドなイメージが強かった岩城滉一。1997年に公開した『なにわ忠臣蔵』以来、約26年ぶりに映画で主演を務める。岩城が演じるのは、ごく普通に暮らし定年を迎えた71歳になる福山健二。認知症だった愛妻を看取り、刻々と近づく人生の最期を意識し始めていたが、自身の物忘れに不安を覚え始め、市のコミュニティクラブへ参加することを決意。さらには、ずっと苦手だった水泳に挑戦するなど、新たな一歩を踏み出す。

毎晩、亡くした愛妻・佳代(宮崎美子)に語りかけるように、その日起きた出来事を日記に綴る71歳の福山健二(岩城滉一)。定年を向かえ、趣味なし、友人もなしというひとり空虚な日々をおくる中、「何かあってからじゃ困るから」と自宅に見守りカメラをつけてくれた息子夫婦とも気持ちがすれ違ってしまう。刻々と近づく人生の最期を意識し始めた健二の目にふと入ってきたのは、シニア向けのコミュニティクラブ「健康長寿いきいきクラブ」のチラシ。最初は乗り気でない健二だったが、「これからはね、何でも手作りして健康に暮らしていきたいの」と味噌を手作りするなど明るく前向きだった生前の妻を思い出し、一歩踏み出してみることを決意する。踏み出した先で、陽気で社交的な友人・橋本勉(田山涼成)と出会い、親交を深めていく健二。また、泳げないためずっと敬遠してきた水泳にもチャレンジすることにした健二は、水泳選手の夢破れて講師を続ける岸本香里(高月彩良)と出会う。すぐにはうまくいかなくても、「これが最後のチャンスなんですよ!」と諦めない健二の姿に、人気声優・井上和彦のナレーションが加わり“人生はいつからでも輝ける”そんなメッセージが詰まった温かな予告編となっている。

ポスタービジュアルは、一歩踏み出した71歳の健二の、希望に満ちた清々しい表情が印象的。生前の妻との和やかな様子だけでなく、友人の橋本や水泳教室の講師・岸本と過ごすいきいきとした姿も切り取られており、「人生はいつからでも輝ける」という温かくも力強いコピーが、第二の青春へと歩み出す健二自身を物語っている。

『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』
2024年5月10日(金) 全国公開
監督・脚本:久万真路
出演:岩城滉一 高月彩良 淵上泰史 西尾まり 三浦誠己 貫地谷しほり 田山涼成 宮崎美子
配給:イオンエンターテイメント

【ストーリー】 定年退職し、認知症だった愛妻も看取り、一人一軒家で暮らす福山健二。寂しくはあるが、穏やかでささやかな幸せの日々の中、ある日、物忘れに不安を覚える。刻々と近づく人生の最期を意識し始めた健二は、息子家族にも誰にも迷惑かけずに過ごせるよう、健康維持と「認知症予防」に取り組み始める。その一つとして、市のコミュニティクラブをに参加した健二は、橋本という陽気な老人と知り合い、酒屋や病院検査を共にして、友好を深めていく。ある日、水泳教室体験入会の張り紙を見つける2人。全く泳げない健二は躊躇するのだが、橋本の「出来ない事、出来るようになるの愉快じゃないですか?」という言葉に後押しされ、水泳教室に参加することにする。水泳講師・岸本香里の指導を受けることになった健二たち。健二は水泳を、今生きる人生のために、大切な「挑戦」であり「目標」だと考えはじめ…。

©2023「ラストターン」製作委員会