2018年、「第13回小説現代新人賞」を受賞した注目の女性作家・神津凛子の同名デビュー作を、主演・窪田正孝、監督・齊藤工で映画化する『スイート・マイホーム』が、9月1日より公開されることが決定した。併せて場面写真がお披露目となった。
冬が厳しい長野。スポーツインストラクターの清沢賢二(窪田正孝)は「まほうの家」と謳われた一軒のモデルハウスに心を奪われる。寒がりの妻と娘のために、たった一台のエアコンで家中を隅々まで暖められるというその家を建てる決心をする賢二。新居が完成し、家族に二人目の娘も加わって、一家は幸せの絶頂にいた。ところが、その家に越した直後から奇妙な出来事が起こり始める。
雪が降りしきる中、家族が待つはずのマイホームに切迫した表情で駆け向かう主人公賢二から始まる特報映像では、家に忍び寄る怪しい影・険しい表情でモニターを覗き込む賢二・林に放置された死体・目を塞ぐ少女などの印象的なカットが目まぐるしく移り変わりる。そして【この「家」には何かがある】というコピーや、締めくくりの「アイツらに見つかったら終わりだからな」という男のセリフなど、物語の一端を感じさせられながらも、多くの謎を秘めた映像となっています。
場面写真は、窪田正孝が演じる主人公・賢二が暗闇で目撃した何かに驚愕する場面や、家に巣食う正体不明の気配に迫ろうとする賢二、賢二達が新たに暮らし始めたマイホームを暗闇から監視する謎の影、目を塞ぐ少女、雑木林に遺棄された男の死体、雪の中を切迫した表情で駆けていく賢二の6枚。今回が初の場面写真公開となり、どれも「家」に隠された謎をめぐる象徴的なものばかりとなっている。
また、今回新たに『犬鳴村』(20)『燃えよ剣』(21)の吉田健悟、『サイド バイ サイド 隣にいる人』(23)の磯村アメリ、『ゾッキ』 (21)『ロストケア』(23)の岩谷健司の出演が発表された。
既に出演が発表されているが、『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(22) 『今夜すきやきだよ』(23)の蓮佛美沙子、『マイ・ブロークン・マリコ』(22)『余命10年』(22)の奈緒、『ファーストラヴ』(21)『Sin Clock』(23)窪塚洋介、『よだかの片想い』(22)『ラーゲリより愛を込めて』(22)の中島歩、『呪怨:呪いの家』(20)『青野くんに触りたいから死にたい』(22)の里々佳、『終末の探偵』(22)『ハケンアニメ!』(22)の松角洋平、『夜明けまでバス停で』(22)『ちひろさん』(23)の根岸季衣ら実力派俳優達が揃い踏み、新居購入をきっかけにある家族が遭遇していく恐怖の連鎖を描く。
『スイート・マイホーム』
2023年全国公開
監督:齊藤工
原作:神津凛子「スイート・マイホーム」(講談社文庫)
出演:窪田正孝 蓮佛美沙子 奈緒 中島歩 里々佳 松角洋平 根岸季衣 窪塚洋介
配給:日活・東京テアトル
【ストーリー】 冬が厳しい長野。スポーツインストラクターの清沢賢二(窪田正孝)は「まほうの家」と謳われた一軒のモデルハウスに心を奪われる。寒がりの妻と娘のために、たった一台のエアコンで家中を隅々まで暖められるというその家を建てる決心をする賢二。新居が完成し、家族に二人目の娘も加わって、一家は幸せの絶頂にいた。ところが、その家に越した直後から奇妙な出来事が起こり始める。赤ん坊の瞳に映るおそろしい影。地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘。「家」を取り巻く恐怖の連鎖は家族だけに留まらず、関係者の怪死などに波及し始め、そして予想を超えた衝撃の結末に向けて加速していく。
©神津凛子/講談社