いまおかしんじ監督が、丸純子と浜田学を主演に迎えて贈る不器用な大人たちのラブストーリー『あいたくて あいたくて あいたくて』が、8月13日より、既に公開がアナウンスされていた『遠くへ,もっと遠くへ』と同時公開されることが決定した。併せて、『あいたくて あいたくて あいたくて』の予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。
1年前に夫を亡くし、夫のあとを継いでタイ料理店を一人切り盛りする淳子と、妻と別れたばかりの家具職人・祐司。ひょんなことからメールのやりとりをはじめた、ともに人生の半ばを超えた二人。やりとりを続けるうち、やがて会ったことのない相手に興味を抱くようになるが…『あいたくて あいたくて あいたくて』は、不器用な大人の恋愛を、いまおか監督らしい温かな目線とユーモアあふれる筆致で綴った大人のラブストーリー。
主人公・淳子を演じるのは、いまおか作品の常連である、『農家の嫁は、取り扱い注意!』の丸純子。溌剌としたミドル世代の女性をキュートに演じた。淳子とメールを始める家具職人の祐司役には、「龍馬伝」「日本沈没―希望のひとー」などに出演し、作品ごとに多彩な表情を見せる浜田学が扮する。そのほか、祐司の元妻・かすみ役に『37セカンズ』『全裸監督』の川上なな実、淳子の娘・綾香役にモデルとしても活躍する山本愛香、彼氏のピン芸人・上野役にお笑いトリオ・ネルソンズの青山フォール勝ちなど、個性豊かな顔ぶれが脇を固める。
予告編では、既に若くはない淳子(丸純子)と祐司(浜田学)が、それぞれの生活を送りながら少しずつ心の距離を近づけていく様子が映し出され、「不器用な大人たちのディスタンス・ラブストーリー」というコピーが印象に残る。
ポスタービジュアルと場面写真からは、都会の片隅でメールを介して心を通わせる二人の切なくもユーモラスな雰囲気が感じられる。
▼キャスト コメント
■丸純子(『あいたくて あいたくて あいたくて』淳子役)
いまおか監督の作品に出演させていただくのは4回目ですが、私の役がどう仕上がっていくのか毎回ワクワクするので、楽しくて仕方ありません。監督の人柄と同じように、現場の空気はとても柔らかで居心地いいんですよ。いつも人間を大切に、そして優しく描いてくださる、そんないまおか監督の作品が大好きです。
■浜田学(『あいたくて あいたくて あいたくて』祐司役)
本番前にボソッと伝える一言がいつも秀逸で、その一言で役の幅が広がっていくのがとても快感だったのです。出会えて感謝!
■川上なな実(『あいたくて あいたくて あいたくて』かすみ役)
「ターンしてみて」といういまおか監督の突飛であろう演出にワクワクしすぎて前のめりに答えてしまった私はアレで良かったのだろうかと思いつつも観客の皆さんに委ねてみる。多少の羞恥を感じながらもスリリングに全力で楽しませて頂きました。ありがとうございました。
■新藤まなみ(『遠くへ,もっと遠くへ』小夜子役)
いまおかさんと初めて会った時は、どこかの映画祭のTシャツを着ていて、めちゃめちゃ映画好きで厳しく怖い方なのかなと思いました。映画好きはもちろんですが、お酒がめちゃ強くて、愉快な方で、撮影中も奇抜なアイデアで普通とは180度違う演出をして下さいました。自分の俳優としての経験の中でこんな演出をする監督に出会ったことが無かったので、振り幅が広がったし自分に対してもチャレンジできた作品になりました。いまおか節が全面的に出ている映画だと思うのでかなり楽しんでみてもらえると思います!
■吉村界人(『遠くへ,もっと遠くへ』洋平役)
いまおか監督はファンタジーな方でした。そして初めてお会いした時に、監督と俳優部は1度仕事したくらいじゃわからないよね。と、仰られてたことが最も心に残ってます。監督の意図を全て理解してお芝居するのが善ではないと思うので、良い経験を現場でさせて貰えたと思います。とても有意義でした。
■和田瞳(『遠くへ,もっと遠くへ』光子役)
とにかく現場が楽しい!!本を読んだイメージとは全く違う作品のように感じるいまおかワールドに知らないうちに引き込まれていました。突然の演出だったカニさんのシーンはいまだに何が正解なのか分からないまま悩まされ続けています(笑)。
■川瀬陽太(『遠くへ,もっと遠くへ』光子と過去に関係があった男役)
周りの仲間に「出ろ、出ろ」と囃し立てられても面倒くさそうに顔だけ出してムニャムニャ言ってゆっくり進むひと。キーっとなったらだめです。あなたは付き合えません。こんなのもまあいいか、と思えるひと、是非今岡さんの映画を観て下さいね!
『あいたくて あいたくて あいたくて』
2022年8月13日(土)より、新宿Kʼs cinemaにて『遠くへ,もっと遠くへ』と同時公開
監督・脚本:いまおかしんじ
出演:丸純子 浜田学 川上なな実 柴田明良 青山フォール勝ち 山本愛香 足立英 青木将彦 松浦祐也 川瀬陽太
音楽:村山竜二
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
【ストーリー】 亡き夫のあとを継いでタイ料理店を一人切り盛りしている淳子。ある日、通信販売で購入したテーブルについていたおまけの人形の首が取れていたことを、ほんの少しの気遣いのつもりで家具店にメールで伝えたことから、家具職人・祐司とのやりとりが始まる。一人娘の綾香がボーイフレンド・一郎と同棲を始め、がらんとした家に一人暮らすようになった淳子の元には夫・敏郎の親友だった寺岡が度々訪ねて来て再婚を迫ってくるが、淳子はそれに対しあいまいな態度をとっていた。そんな日々の出来事を祐司にメールすることで淳子は寂しさを紛らわせ、いつしか楽しくなっていた。実は裕司も最近離婚したばかりで元妻に未練を残している様子。人生も半ばを越えたふたり。これからの人生にいったい何が必要か模索し始め、やがて会ったことのない相手に興味を抱くようになるが…。
『遠くへ,もっと遠くへ』
2022年8月13日(土)より、新宿Kʼs cinemaにて『あいたくて あいたくて あいたくて』と同時公開
監督:いまおかしんじ
脚本:井土紀州
出演:新藤まなみ 吉村界人 和田瞳 川瀬陽太 大迫一平 佐渡寧子 黒住尚生 広瀬彰勇 佐藤真澄 茜ゆりか
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
【ストーリー】 結婚5年目の人妻・小夜子は夫との離婚を考えている。離婚後の住まいを探しはじめ、不動産屋の男・洋平と知り合う。物件を見ていくうちにしだいに打ち解けていく二人。小夜子は離婚を考えていること、洋平は妻が3年前に家を出てしまったことを打ち明ける。そうして小夜子が夫・五郎に別れ話を切り出そうとしていた矢先、逆に五郎から別れを告げられる。衝動的に家を出た小夜子だったが、行く当てはなく不動産屋の前に立ち尽くしていた。小夜子はそのまま洋平の部屋に転がり込む。 洋平が失踪した妻・光子に未練を残していることを感じとった小夜子は 「奥さんに会ってはっきりさせるべきだ」と洋平をけしかけ、光子探しの北海道への旅が始まる。
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