おぼん「こぼんは空気みたいな存在。無いと死ぬ」、こぼん「おぼんを超える人はいない」『Our Friend/アワー・フレンド』特別インタビュー映像

2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌大賞を受賞した話題のエッセーを、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック主演で映画化した『Our Friend/アワー・フレンド』が、10月15日より公開される。このほど、先日、10年ぶりの世紀の仲直りで日本中を感動させた、おぼん・こぼんの特別インタビュー映像がお披露目となった。

本作は、ある夫婦とその友人という中年3人の数年間を切り取った、家族という繋がりを越えて共生する愛と友情の物語。妻ニコルを介して、親友となったマットとデイン。40を過ぎた男同士が互いを支え合う姿は、愛や友情、そんな言葉だけではとても言い表せない、

その不仲ぶりが度々メディアに取り沙汰されていた漫才師コンビ「おぼん・こぼん」の二人は、先ごろ、10年ぶりに仲直りを果たしたことで話題を呼んだ。いま、男同士の友情を語るのはこの二人しかいない、ということで本作を鑑賞した二人にインタビューを敢行した。二人は、仲直り企画のあったテレビ番組のOA後、浅草東洋館にて反響をダイレクトに感じたという。おぼんの夢は、ヨボヨボになるまで二人で生きてタップを踏むこと。こぼんも相方は彼以外考えられないと言う。

▼おぼん・こぼん インタビュー

おぼん:(緊急事態宣言下だったこともあり)、大体10人…多くても35人くらいのお客さんが、OAの次の日には、立ち見や補助椅子も全部出して、満席になった。お蔭さんで有難いなと思いますよね。

こぼん:東洋館にはもう20年くらい出てますけど、仲の悪い10年ほどは、まったく別の衣裳を着ていたじゃないですか。で、この間、お揃いの赤の衣裳でパッと出て行った時、「うお~」とお客様の拍手が鳴りやまない。56年間漫才やってますけど初めての経験でした。あの鳴りやまない拍手…感動しましたね。

おぼん:(本作を鑑賞して)友情ってすごいな。子供の面倒をみて奥さんの面倒をみて…と友達の面倒をみているようなものじゃない。デインってすごい人だなと思うよね。観てて神様みたいな人に見えてきた。男同士の友情、日本とアメリカの人種の違いというか人間的に違うのかなーと思ってみてた。ここまでやるか、と。漫才コンビってプライベートも一緒で絶えずやっているのかな?と思ったら大きな間違いや(笑)。でも本当にあった、つい最近の話なんでしょ!?いやー絆はすごいなー。

こぼん:ぼくらどっちかというと、付かず離れずといった感じ。でもそこまでべったりできるかな…と思ったら自信がない。

おぼん:(こぼんは)夫婦の関係でよく言うけど空気みたいな存在。無いと死んでしまう。

こぼん:(おぼんを)超える人はいない。最高のパートナーかな。助けてまた助けられて、俺らもこれからそういう風にしようや!助けてくれや(笑)。

『Our Friend/アワー・フレンド』
10月15日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開
監督:ガブリエラ・カウパースウェイト
原作:マシュー・ティーグ
脚本:ブラッド・イングルスビー
出演:ケイシー・アフレック ダコタ・ジョンソン ジェイソン・シーゲル チェリー・ジョーンズ グウェンドリン・クリスティー
配給:STAR CHANNEL MOVIES

【ストーリー】 仕事に打ち込むジャーナリストのマット(ケイシー・アフレック)と妻で舞台女優のニコル(ダコタ・ジョンソン)は、二人の幼い娘を育てながら懸命に毎日を送っていた。しかし、ニコルが末期がんの宣告を受けた日から、一家の生活は一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担が日に日に重くのしかかるマット。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、辛く苦しい時も長年支え合ってきた二人の親友・デイン(ジェイソン・シーゲル)だった。デインもまた、かつて人生に絶望した時にマットとニコルから心を救われた過去を持っていた。デインは、彼らを手伝うため、はるばるニューオリンズからアラバマ州の田舎町フェアホープまで車を走らせ、ティーグ家に住み込んでサポートすることに。2年にも及ぶ闘病生活。3人の想いと苦悩が交錯していくなかで、愛と友情の先に彼らが見つけた希望とは…。

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