これまでに『嘘を愛する女』、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』等、多くの良質な作品を世に送り出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」の2016年準グランプリ受賞企画『ファインディング・ダディ』を映像化した、ムロツヨシの映画初主演作『マイ・ダディ』が、9月23日より公開される。このほど、8月23日にイイノホールにてジャパンプレミアイベントが実施され、キャストのムロツヨシ、奈緒、中田乃愛、毎熊克哉、永野宗典、寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:それでは御挨拶を一人ずつ頂戴したいと思います。まずは最愛の妻、江津子を8年前に亡くし、男手一人、牧師と時々ガソリンスタンドでアルバイトをしながら、思春期の娘を育てているお人好しで誠実な主人公・御堂一男を演じましたムロツヨシさんです。
ムロ:本日は皆様お越しいただきましてありがとうございます。こんなご時世でございますが、映画を観に来ていただいてありがとうございます。改めまして、『マイ・ダディ』の主演をやらせていただきましたムロツヨシです。こういうときには、いっぱいふざけてしっかり舞台の前面に立って皆様の笑いを取るために全力で頑張るタイプの男でございますが、このご時世、この状況下、皆様があまり笑えない、笑ってはいけない、僕が面白くないわけではなく笑い声を出せないという状況を把握しております。ですから面白かったら手をたたいて音を出していただけたらなぁと思います。今日は30分ほどでございますが、皆さんを楽しませていきたいなと思います。今日はどうぞよろしくお願い致します。
MC:続いて8年前に他界した一男の妻であり、ひかりの母、御堂江津子を演じました奈緒さんです。
奈緒:御堂江津子を演じました奈緒です。今日は足をお運びいただき本当にありがとうございます。この映画は撮影が少し止まってしまった時もあったんですか、結果としてクリスマスシーズンの画が撮れたり、今日もこうやって皆さんに無事お届けすることができて、こんな風にいっぱい写真を撮ってもらって、本当に幸せな映画だなと思います。今日は短い時間ですが一緒に楽しみたいと思っているので、皆さんどうぞ楽しんで帰ってください。どうぞ最後までよろしくお願いします。
MC:続きましてメジャーデビューを夢見るストリートミュージシャン、ヒロ役の毎熊克哉さんです。
毎熊:ヒロ役を演じました毎熊克哉です。挨拶で何を言おうか考えてたんですけど、いざお客さまの前で舞台挨拶をするっていうのが自分的にはかなり久しぶりで。リモートとかではあったんですけど、こうやって写真も撮られてお客さんの前で挨拶できるっていうのは、本当にすごくいいことだなって言おうとしてた事を忘れちゃって(笑)。今それをすごく強く感じています。今日はネタバレ禁止だったり、短い時間ではあるんですけども、楽しんで帰っていただけたらなと思います。宜しくお願いします。
MC:続いて父親の愛情や家の行事に付き合うことへ最近うんざり気味な御堂一男の一人娘。御堂ひかりを演じられました、中田乃愛さんです。
中田:皆さん、こんにちは。御堂ひかり役の中田乃愛です。今回はお足元の悪い中、お集まりいただいてありがとうございます。このイベントは公開直前のイベントということで、本当にいろんな方にこの作品を観て頂ける様に精一杯魅力を伝えられるように頑張るので、よろしくお願いします。
ムロ:ちゃんと言えた。ちゃんと言えたじゃん。見ました皆さん?ちゃんと挨拶できました(笑)。うちの娘です(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。続いて一男がアルバイトをしているガソリンスタンドの店長、米山靖之役の永野宗典さんです。
永野:米山という役を演じさせていただきました永野宗典です。ガソリンスタンドの店長の役だったんですけど、窓拭き3年ワックスがけ5年、給油のことを一筋に考え抜いている役を一生懸命やらしていただきました。給油して、サービスして、またそのお客さんに来てもらいたいなっていう、真心を持ったサービスを常に考えてまして…
ムロ:ガソリンスタンドの話はいいですよ!映画の話をしてください(笑)。
永野:そういう役作りです(笑)。給油の角度、一滴も残らず給油するぞっていう、そういうシーンはなかったんですけれども、そいうことを意識しながら取り組んだ役です(笑)。御堂一男は神父なんですけれども、彼のもう一つの裏切らない場所として、ほっとステーションとしてそこを温める米山という男を演じましたので、また2度3度観ていただいて米山の背景みたいなことも想像しながら観ていただくのも一興じゃないでしょうか(笑)。よろしくお願います。