2019年のフォーブス誌にて“世界で最も影響力のある女性”に選出、同年のタイム誌でも“今年の人”として紹介された、世界でもっとも有名な若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリー『グレタ ひとりぼっちの挑戦』が、10月22日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、気候問題に関する専門的知識と揺るぎない覚悟を持つグレタが、国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのマクロン大統領、ローマ教皇など世界のリーダーらと議論を重ねていく様をもっとも身近なところで寄り添うように捉えていくと同時に、世界から注目を集める1年以上前から彼女に密着し、犬や馬と戯れてリラックスしたり、アスペルガーの症状について冷静に自身で分析、重圧と向き合い葛藤するグレタの姿や、彼女の様々な行動を支える家族の姿も映し出す。
予告編は、いつも仲間はずれで孤独だった少女グレタが地球の危機を憂い、たったひとりでストライキをする場面から始まる。父親は心配しながらも、そんなグレタの意思を応援。当時15歳のグレタは、聞く耳を持たない大人(おもに政治家)たちに向かって、必死で訴えていく。その強い口調と怒りに満ち溢れた表情により強烈なイメージを与え、反感や偏見を持たれることも少なくなくないグレタ。しかし、素顔の彼女はひとりの内気で繊細な少女であり、発するメッセージもとてもシンプルなものだった…。
先日、8月9日にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が報告書で、温暖化が急速に進んでいると警告。それに対して、グレタは「私たちはまだ、最悪の結果を避けることができる」とSNSで発信した。グレタが訴えていることは、18歳になった今も1ミリも変わっていない。メインビジュアルには、そんなグレタのメッセージが収められ、メッセージが黄色のフードを被るグレタに降り注ぐ雨のようにデザインされている。
『グレタ ひとりぼっちの挑戦』
10月22日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:ネイサン・グロスマン
製作:セシリア・ネッセン フレドリク・ハイニヒ
脚本:ペール・K・キルケゴー ハンナ・レヨンクヴィスト
音楽:レベッカ・カリユード ヨン・エクストランド
出演:グレタ・トゥーンベリ スヴァンテ・トゥーンベリ アントニオ・グテーレス エマニュエル・マクロン アーノルド・シュワルツェネッガー ドナルド・トランプ
配給:アンプラグド
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