『アリー/スター誕生』で主演を務め、女優としても活躍している人気シンガーのレディー・ガガが、大ヒットアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」のリリースから10年を迎え、米ロサンゼルスのウェスト・ハリウッドから祝福を受けた。
▲ウェスト・ハリウッドのリンジー・P・ホーヴァス市長(左から2番目)、レディー・ガガ(右から2番目)
レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
2011年5月23日にアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」がリリースされてから10年。ジェンダーや年齢、人種などの多様性を認め、自分自身や他者を受け入れるというガガのメッセージが込められたアルバム&同名楽曲は、世界的なヒットを記録した。
アルバム発売10周年を記念して、ウェスト・ハリウッドが5月23日を「ボーン・ディス・ウェイ・デー(Born This Way Day)」として新たな記念日に制定することを発表。ウェスト・ハリウッドでは毎年、LGBTQコミュニティの芸術的な貢献を称えるフェスティバルが、5月22日のハーヴェイ・ミルク・デーから、LGBTQのためのプライド月間となる6月30日まで行われる。
5月23日、フェスティバルのスタートに併せて行われたイベントで、ガガには名誉賞の“市の鍵”が授与された。イベントでは、「ボーン・ディス・ウェイ」の文字がLGBTQを象徴するレインボーカラーでデザインされたストリートアートもお披露目された。
▲レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
▲レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
ガガはイベントの写真やファンと交流した様子を自身のインスタグラムで公開。「私の曲でありアルバムである『ボーン・ディス・ウェイ』は、“私はこう生まれた(=ボーン・ディス・ウェイ)”と説き、歌い、書いたゲイの黒人宗教活動家カール・ビーンにインスパイアされました」「何十年にもわたって、絶え間ない愛、勇気、歌う理由を与えてくれたことに感謝しています。私たちが喜びを感じられるのは、喜びに値する存在だからです。私たちには全ての人へ寛容と受容、そして自由を導く権利があるのです」とつづっている。
▲レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
現在35歳のガガは、2008年にアルバム「ザ・フェイム」でデビュー。個性的なコスチュームと大胆なパフォーマンスで注目を集め、「ボーン・ディス・ウェイ」のほか、「ジャスト・ダンス」「ポーカー・フェイス」「バッド・ロマンス」などのヒット曲を連発し、ポップシンガーとして世界的な人気を誇る。
女優としては、『マチェーテ・キルズ』(2013)で映画初出演。ドラマ初出演となったTVシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2015〜2016)の演技で、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(リミテッド・シリーズ/テレビ映画部門)に輝いた。ブラッドリー・クーパー監督による音楽ドラマ『アリー/スター誕生』(2018)では映画初主演を務め、アカデミー賞主演女優賞にノミネート、自身が書き下ろした同作の主題歌「シャロウ〜『アリー/スター誕生』愛のうた」でアカデミー賞歌曲賞を受賞した。待機作には、2021年11月24日に米国公開予定のリドリー・スコット監督の新作映画『ハウス・オブ・グッチ(原題)』がある。