1999年の放送開始から今にいたる20年以上、テレビ朝日で高視聴率を打ち出し続けている沢口靖子主演の超人気ドラマシリーズ「科捜研の女」を初めて映画化する『科捜研の女 -劇場版-』が、9月3日より公開される。このほど、佐々木蔵之介が孤高の天才科学者・加賀野亘役で出演することが発表された。
シリーズ初となる劇場版では、世界同時多発不審死事件から始まる最難関の事件、現代最新科学では絶対に解けないトリックを操るシリーズ史上最強の敵がマリコたちの前に立ちはだかる。
佐々木蔵之介は、『超高速!参勤交代』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『空母いぶき』では日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では明智光秀の宿敵・羽柴秀吉を演じ、TVドラマシリーズ「ハンチョウ 神南署安積班」では6シリーズにわたって主演を務めるなど、映画・ドラマ・舞台・CMなど出演作が絶えることのない人気俳優。佐々木演じる加賀野亘は、人間の腸内にある「未知の細菌」を発見し、世界的に脚光を集める天才科学者だ。研究にのめりこみ突き進むマッドサイエンティスト的一面を持つ加賀野が、「科捜研の女」シリーズ史上最強の敵として登場し、マリコたちと火花を散らす。果たして、シリーズ史上最難関の事件の真相にたどり着けるのか?「最終実験」とは何なのか?「マリコの最後の決断」とは?
■佐々木蔵之介(加賀野亘役) コメント
歴史ある作品の劇場版に参加させて頂けるということをとても光栄に思っています。地元、京都に来られたというだけで嬉しいですし、京都撮影所の皆さんの話している声からも“京都”が感じられて、居心地が良かったです。「科捜研の女」シリーズは20年歩んできた歴史がありながらも、決してそれに甘えることはなく、お互いの信頼関係を築いて、自信を持って現場が進行していく力強さを感じました。そんなチームに呼んで頂けてとても嬉しかったです。僕が演じる加賀野教授は、“未知の細菌”を熱心に研究しているのですが、のめり込むあまり周囲を気にせず突き進んでいるところがある、少しマッドサイエンティスト的な人物です。科学者役ということで、セリフ量も専門用語の物量も多く、なかなか大変でした(笑)。シリーズ史上最難関の事件、マリコと加賀野の正義を賭けた科学者同士の熱き戦いをお見逃しなく!
■沢口靖子(榊マリコ役) コメント
舞台や映画で大活躍の実力派の佐々木さんのお名前を聞いたときは、小躍りしてしまうような喜びでした。撮影の合間は楽しくお話してくれる方ですが、お芝居にスイッチが入るとすごい迫力で気圧されそうでした。けれど私も負けないように心を強く持って撮影に臨みました。科学に向き合う者同士ではあるけど、見ている先が違う。そんな二人がぶつかる姿から、今までお見せしていないマリコの姿をお届けできると思います。ぜひ劇場版の公開をお楽しみに。
『科捜研の女 -劇場版-』
9月3日(金)公開
監督:兼﨑涼介
脚本:櫻井武晴
音楽:川井憲次
出演:沢口靖子 佐々木蔵之介 若村麻由美 風間トオル 斉藤暁 渡部秀 山本ひかる 石井一彰 西田健 金田明夫 内藤剛志
配給:東映
【ストーリー】 京都で起こった科学者の転落死を皮切りに、ロンドン、トロントと世界中で同様の科学者たちの転落死が連続発生する。だが、殺人の物的証拠は見つからず、各地で自殺として処理されようとしていた。京都では榊マリコ(沢口靖子)をはじめとする科学捜査研究所のスペシャリストたちと捜査一課の土門刑事(内藤剛志)、解剖医の風丘教授(若村麻由美)らが、転落中の科学者が発していた「助けて」という声に違和感を持ち、半ば強引に捜査を進めていた。そして、人間の腸内にある「未知の細菌」を発見し、世界的に脚光を集める天才科学者・加賀野亘にたどりつく。死んだ科学者たちはそれぞれが、その「未知の細菌」に研究者として興味を持っていたのだ。「何かが、おかしい」と感じるマリコたちだが、加賀野には鉄壁のアリバイがあった…。
©2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会