『ひとくず』の上西雄大監督最新作!新世界・西成を舞台に社会の明と暗を描く『ねばぎば 新世界』7月公開!

国内外で話題を呼んだ児童虐待を題材にした『ひとくず』の上西雄大監督最新作で、『どついたるねん』の赤井英和と上西監督がダブル主演を務める『ねばぎば 新世界』が、7月10日より公開されることが決定した。併せて、30秒特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、大阪新世界を舞台に、かつての大映映画である勝新太郎、田宮二郎の『悪名』シリーズを彷彿とさせる痛快アクションドラマ。新世界・西成に棲む人間味溢れる個性と、今も残る浪速の人情を織り交ぜ、社会の明と暗、善と悪、表と裏の世界を描き出す。

主演は『どついたるねん』の赤井英和と、監督も務める上西雄大。そのほか、小沢仁志、西岡德馬、有森也実、菅田俊、田中要次、堀田眞三、徳竹未夏、古川藍、神戸浩、坂田聡など豪華キャストが脇を固める。

本作は、2020年ニース国際映画祭で最優秀主演男優賞(赤井英和&上西雄大)、2021年WICA(ワールド・インディペンデント・シネマ・アワード)で外国映画部門最優主演男優賞(赤井英和&上西雄大)を受賞した。

■赤井英和(勝吉役) コメント
勝吉とコオロギのコンビは八尾の朝吉と清次をダブらせた映画『悪名』のオマージュになってます。この話のあるずっと昔から、悪名と藤山寛美は全巻揃えて家族に呆れられるほど繰り返し見てました。勝さんとは共演できませんでしたが、駆け出しの私に「芝居しようとするな、気持ちを作って動けばええのや」と教えてくださったのは勝さんの兄、若山富三郎さんでした。ご一緒した「王手」もまた新世界が舞台。ここから離れられへん運命いうのを感じますわ。往年の日本映画を思わせるゾクゾクして最後はスカッとする味わいは海外でも評価されたそうで、分かる人は分かるんやね。熱い思いがギュッと詰まった作品、ぜひ映画館の暗闇で見てください。こんな時代やけど泥クサく生き抜くしかおまへん。ねばぎばや!

■上西雄大(監督・脚本・プロデューサー・コオロギ役) コメント
大阪新世界にしかない空気を吸い込み感じて頂ける昭和懐古のエンターテーメントを目指しました!赤井英和さんは大阪のスター。そのオーラ溢れる親分に男惚れする純情子分を僕がやらせて頂きました。今の時代にこそスクリーンに人情を魅せて求めるのは痛快!時代に飲まれて負けてはならずのnever give up!それが映画『ねばぎば 新世界』だんねん!どうぞ宜しゅうお頼申します!!

『ねばぎば 新世界』
7月10日(土)より、新宿K’s cinemaほか全国順次公開
監督・脚本・プロデューサー:上西雄大
主題歌:吉村ビソー「comme ca de 大阪」
出演:赤井英和 上西雄大 田中要次 菅田俊 有森也実 小沢仁志 西岡徳馬 坂田聡 徳竹未夏 古川藍 金子昇 神戸浩 長原成樹 リー村山 堀田眞三 伴大介 谷しげる 剣持直明 國本鍾建 上山勝也 柴山勝也 草刈健太郎
配給:10ANTS 渋谷プロダクション

【ストーリー】 舞台は大阪新世界。かつてヤクザの組を潰して廻っていた村上勝太郎(通称・勝吉/赤井英和)は、自身のボクシングジムを営んでいたが、練習生がジムで覚醒剤取り引きをし逮捕されたことでジムを畳む。その後、元犯罪者の更生プロジェクトを運営している幼馴染み・沢村源蔵の経営する串カツ屋で働き出す。ある日、勝吉は刑務所の慰問に誘われて訪れた刑務所で、かつて、共にヤクザを潰して廻った弟分・神木雄司(通称・コオロギ/上西雄大)と再会する。コオロギは悪い女に引っかかり、覚醒剤所持で服役していたが、間もなく沢村の協力で出所し、勝吉と共に串カツ屋で働き出す。勝吉はある日、少年・徳永武が逃げ出した宗教団体に捕まるところに居合わせ、武を助けるが、武は洗脳されており、また、母親が入信し、父親と別れさせられたショックから、口がきけなくなっていた。失読症で文字が読めないコオロギは、筆談で会話をしようとする武が書く文字が読めず、悔しい思いをする。また、その宗教団体には、かつて勝吉にボクシングと“Never give up(ねばぎば)”という言葉を教えた恩師・須賀田元(西岡德馬)の娘・琴音(有森也実)も入信していた。武と恩師の娘を助ける為、見返りを求めない人情の男・勝吉とコオロギは再びコンビで立ち上がる。

© YUDAI UENISHI