2019年にドイツのバイエルン映画祭で最優秀作品賞に輝き、アメリカ、イギリス、フランスなどの映画祭で次々と観客賞を受賞した映画『THE KEEPER(英題)』が、邦題『キーパー ある兵士の奇跡』として10月23日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、第二次世界大戦で捕虜としてイギリスの収容所に送り込まれたナチス兵士のバート・トラウトマンが、終戦後にイギリスとドイツを結ぶ平和の架け橋となり、やがて国民的ヒーローとして敬愛されたという驚くべき実話から生まれた物語。なぜ、そんな奇跡を成し遂げられたのか?そこには、これが真実だとはとても信じられないほどのドラマティックかつ波乱万丈の人生があった。いくつもの逆境に立たされながらも、唯一自分にできる“素晴らしいプレー”を貫くことで、人々に勇気を与え続けたトラウトマン。どんな悲しみも憎しみも、自らが選んだ生き方で愛に変えることができると教えてくれる。
トラウトマンを演じるのは、『愛を読むひと』のデヴィッド・クロス。そして彼の妻のマーガレットには『サンシャイン/歌声が響く街』のフレイア・メーバーが扮する。そのほか、マーガレットの父親役に『天使の分け前』のジョン・ヘンショウ、収容所時代のトラウトマンにつらく当たるスマイス軍曹に『ハリー・ポッター』シリーズのダドリー・ダーズリー役を演じたハリー・メリング、マンチェスター・シティFCの監督に『リトル・ダンサー』のパパ役で知られるゲイリー・ルイスと英国を代表する実力派俳優が脇を固める。監督は、ドイツ国内で数々の賞を受賞してきたマルクス・H・ローゼンミュラーが務める。
本作はセドナ国際映画祭2020最優秀観客賞、ディナール英国映画祭2019ゴールデン・ヒッチコック賞・観客賞ダブル受賞、シネ・サン・フロンテイア映画祭2020観客賞、ゴールドコースト国際映画祭2019最優秀観客賞など世界中の映画祭で観客賞を受賞した。
特報映像は、ナチス兵士のバート・トラウトマンが、戦地で捕虜となり、敵国イギリスの収容所にいるシーンから始まる。ある時、収容所内でサッカーをしていたとき、地元チームの監督(ジョン・ヘンショウ)がトラウトマンのゴールキーパーとしての才能に目をつけてスカウト。その後、試合で功績をおさめて名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団するが、ユダヤ人が多く住む街で、元ナチス兵士という過去から、想像を絶する誹謗中傷を浴びせられてしまう。映像には、それでも彼を信じて支える妻(フレイア・メーバー)の姿や、ゴールを守り抜いて国民的ヒーローとして活躍するまでのトラウトマンの波乱万丈な人生が映し出される。
ポスタービジュアルには、夫婦の愛と絆を感じさせるカットから、ナチス兵としての戦争の過去、そして彼がゴールキーパーとして平和の架け橋となるまでの壮絶なドラマを想起させるショットなどが収められる。
『キーパー ある兵士の奇跡』
10月23日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督:マルクス・H・ローゼンミュラー
出演:デヴィッド・クロス フレイア・メーバー ジョン・ヘンショウ ハリー・メリング ゲイリー・ルイス デイヴ・ジョーンズ
配給:松竹
【ストーリー】 1945年、ナチスの兵士だったトラウトマン(デヴィッド・クロス)はイギリスの捕虜となる。収容所でサッカーをしていた時、地元チームの監督(ジョン・ヘンショウ)の目に留まり、ゴールキーパーとしてスカウトされ、名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団。ユダヤ人が多く住む街で、想像を絶する誹謗中傷を浴びながらも、トラウトマンはゴールを守り抜いた。やがて彼の活躍によって、世界で最も歴史ある大会でチームを優勝へ導き、トラウトマンは国民的英雄となる。だが、彼は誰にも打ち明けられない“秘密の過去”を抱えていた。そしてその秘密が、思わぬ運命を引き寄せてしまう…。
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