俳優・フィルムメーカーとマルチに活躍する斎藤工が、お笑い芸人の永野、ミュージシャン・俳優の金子ノブアキ、CMや金子のMVを手掛ける清水康彦とともに結成した映像制作プロジェクトチーム「チームMANRIKI」による長編第一弾作品『MANRIKI』が、11月29日より公開される。このほど、主題歌がRED ORCAによる「MANRIKI」に決定し、限定ミュージックビデオとポスタービジュアルがお披露目となった。併せて、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。
主題歌「MANRIKI」を担当したRED ORCAは、本作で音楽監督を務めた金子ノブアキのNEW PROJECTである。主題歌に合わせて作られたミュージックビデオでは、音の始まりと共に「CRUSH THEM MANRIKI」という文字がノイズがかり、紫色で統一された本編映像が流れる。また、途中から「万力美容クリニック」という看板が映像に引き込んでいくようにぐるぐると回り始め、本編重要シーンが音楽に合わせてフルスピードに流れていく。浮かび上がる「MANRIKI」という文字の後につづくキャストビリング。RED ORCAと『MANRIKI』が作り上げた、独創的でクリエイティブな映像となっている。
ポスタービジュアルには、煙草をくわえながら万力を握り、紫色に染まった斎藤工と、背景で顔を寄せ合いながら鋭いまなざしを向ける金子ノブアキ、SWAY、永野の姿が。カラフルで神妙さが漂う全体の雰囲気の中に赤く光る斎藤の目は、誰もが心に宿す猟奇的な部分に何かを訴えかける。
▼著名人 絶賛コメント
■芦田多恵(ファッションデザイナー)
現代社会を支配する表層的な価値観と死生観。そんな薄っぺらな時代を平然と生きる現代人を成敗するのは天使か悪魔か?モードを感じる映像の中で繰り広げられる狂気の世界に いつの間にか引き込まれ…。MANRIKIの衝撃からもう誰も逃れられない!
■ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン/アーティスト)
万力の動力、電気椅子の電力、そしてエーテル体の霊力。エネルギー変遷の進化と循環を、集団生活と自意識を本能にもつ滑稽で哀しい人類史を、因果の限りない反復を、88分に圧縮して見せたわ!!!
■エリック・クー(映画監督)
Talented Takumi Saitoh continues his journey of creative exploration … this time he’s back as a producer!
■北村信彦(HYSTERIC GLAMOURデザイナー)
イケてるミュージックビデオの様な変態妄想暴走ムービー!こんな感覚、初めてDEATH。
■佐藤佐吉(映画監督/脚本家)
こんなコワイ映画見たことない。こんなオモロイ映画見たことない。MANRIKIが全ての“くだらない”や“つまらない”を破壊する。とにかく皆さん、斎藤工には気をつけろ!
■柴田啓佑(映画監督『あいが、そいで、こい』『喝風太郎!!』)
何層にも重なるイマジネーションでぶっ壊す強烈なパワー。視覚で認知した映像と聴覚で受容した音楽、そこから生まれる感情とのアンバランスさ。『MANRIKI』の「破壊」と「創造」を刮目して欲しい!
■ミヤザキタケル(映画アドバイザー)
この世に蔓延る悪しき風習や歪みを、目に見えぬ枷に囚われ道を彷徨う現代人を、万力を用いて物の形を変えるが如くブッ壊す。いや、より良き形へと変革させる。そんな願いが込められた『MANRIKI』及び“チーム万力”なのだと思えた。その気高い精神があるからこそ、混沌とした世界観においても見出せる勇気が、痛みやリスクなくして変えられない現実が垣間見えてくる。そして、変革を果たすのはスクリーンの中の彼らではなく、今を生きる僕達なのだとバトンを託された。狂気の中に希望を孕んだ怪作が今ここに誕生した。
■吉原秀明(HYKEデザイナー)
個性と才能のカオス。枠にとらわれない人たちが集結し、枠にはまらない作品が生まれた。
『MANRIKI』
11月29日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次公開
監督・脚本・編集:清水康彦
原作・脚本:永野
企画・プロデュース:齊藤工 永野
音楽監督:金子ノブアキ
出演:斎藤工 永野 金子ノブアキ SWAY 小池樹里杏 神野三鈴
配給:HIGH BROW CINEMA 東映ビデオ
【ストーリー】 日本。秩序と混沌の国。美と醜の国。過度な経済成長で得た豊かさの代償として、国民は様々なコンプレックスを抱えている。醜きを覆い隠し、美しきことのように振る舞う。奥ゆかしさとも言えるその性は、この国の様式美そのものなのだ。整形しているモデルの方が仕事が多い。駆け出しのファッションモデルが仕事欲しさに小顔矯正を決意。美容クリニックを営む美しき整顔師に小顔矯正施術を依頼し、モデルは変身を遂げる。整顔師の猟奇的哲学と万力によって…。ざる蕎麦を食べたのち、整顔師はクリニックを去り、新たな野望の地へ向かう。場末の街で美人局をするフーテンと年増。彼らと整顔師が突如遭遇することにより、物語は加速してゆく。光と闇。主観と客観。偽善と必要悪。美と醜。我々は、万力の間で暴かれる。世は、人は、すでに醜く美しい。
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