リュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』の主人公のモデルで知られる伝説の素潜りダイバー、ジャック・マイヨールの波瀾万丈の生涯を追ったドキュメンタリー『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』が、11月29日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
1976年に49歳で、人類史上初めて素潜りによる水深100メートルという記録を達成したジャック・マイヨール。このニュースは大きな衝撃を与え、その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるも、晩年は孤独の淵へと突き進んでいき、自ら生涯を閉じた。本作では、ジャック・マイヨールの知られざる素顔、人生に落とした影、日本との強い絆など、知られざる波瀾万丈の生涯を追っていく。劇中ではマイヨール本人の映像が随所に登場。家族や、写真家ら彼と交流のあった人たち、彼に影響を受けた現役のトップ・ダイバーらがインタビューで証言する。
予告編では、本人の映像と共に、ジャック・マイヨールに影響を受けたダイバーや、交流のあった人々の証言、日本との絆などを映し出す。ナレーションは『グラン・ブルー』でジャック・マイヨールを演じたジャン=マルク・バールが担当している。
ポスタービジュアルは、全てがブルーに包まれる深海“グラン・ブルー”を彷彿とさせる青の世界が切り取られている。
『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』
11月29日(金)より、新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督:レフトリス・ハリートス
出演:ジャック・マイヨール ジャン=マルク・バール ドッティ・マイヨール ジャン=ジャック・マイヨール 成田均 高砂淳二 ウィリアム・トゥルブリッジ
ナレーション:ジャン=マルク・バール
配給:アップリンク
【作品概要】 1988年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』は、“素潜り”の世界記録に命懸けで挑む青年が主人公の海洋アドベンチャー。この主人公のモデルこそフランス人フリーダイバーのジャック・マイヨールだった。彼は、上海在住の幼少期に、何度か佐賀・唐津を訪問。そこで海女の素潜りを見たことが将来へとつながる。成長した彼は世界を放浪、フロリダでイルカに出会い運命が決定付けられる。素潜りを極めるべく、インドでヨガに出会い、日本の禅寺で精神を鍛え、ついに1976年、49歳の時に人類史上初めて水深100mに達する偉業を達成。それは“人間を超越した感覚”を経験した瞬間だった。その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるが、晩年うつ病になり自ら生涯を閉じる。関係者のインタビューから紐解く栄光と孤独、波瀾万丈の生涯。
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