イタリア映画祭2019特別上映作品 独裁者ムッソリーニが再び権力を握ったら!?『帰ってきたムッソリーニ』9月公開!

イタリア映画祭2019にて特別上映され全席完売した、ルカ・ミニエーロ監督作『帰ってきたムッソリーニ』が、9月20日より公開されることが決定し、併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

突然、軍服を身にまとったイタリアの独裁者ムッソリーニが、現代ローマに現れる。彼が生きた時代から街は大きく変わり、褐色の肌の人が市内を闊歩し、同性カップルもいる。道行く若者にスマホでの撮影をせがまれるなど、ムッソリーニが見たこともない世界がそこにあった。しかし、人々の不満や政治への嘆きは今も昔も同じ。変わらぬカリスマ性を誇るムッソリーニの登場に、イタリアはまたしても翻弄されていく。

イタリア映画界屈指のヒットメーカーであるルカ・ミニエーロ監督は、ドイツで200万部以上を売り上げたティムール・ヴェルメシュによるベストセラー小説「帰ってきたヒトラー」から着想を得て、舞台をドイツから今のイタリアに置きかえ映画化。ミニエーロ監督は、「この作品の問いは極めてシンプルで、ムッソリーニが現代のイタリアで再び権力を握ったらどうなるのか?だ」と語る。

予告編では、現代ローマによみがえったムッソリーニ(マッシモ・ポポリツィオ)と売れない映像作家カナレッティ(フランク・マターノ)がイタリア全土を巡り、次第に絶大な人気を博していく様子がメインに描かれる。明るい空の下、市民へのインタビューを敢行、次第に影響力を増していくにしたがって、カナレッティも本気にしていなかった「イタリア全土を回り、再び支配したい」などの言葉が現実味を帯びていく。

『帰ってきたムッソリーニ』
9月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開
監督:ルカ・ミニエーロ
出演:マッシモ・ポポリツィオ フランク・マターノ
配給:ファインフィルムズ

【ストーリー】 イタリアの独裁者ムッソリーニが、軍服姿で現代ローマに突然現れた。売れない映像作家カナレッティ(フランク・マターノ)が、復活したムッソリーニ(マッシモ・ポポリツィオ)を偶然カメラに収めたことから、一発逆転をかけたドキュメンタリー映画の制作を思い立つ。二人でイタリア全土を旅しながらの撮影旅行。ムッソリーニをそっくりさんだと思った若者が屈託なくスマホを向けると、彼は戸惑いながらも撮影に応じ、次第にネットで大きく拡散されていく。また、ムッソリーニが市民の中に飛び込んで不満はないか?と質問をなげると移民問題についてなど生の声があぶり出されていく。テレビに出演する機会を得ると、そのカリスマ的な演説が人々の心をつかみ、高視聴率を叩き出し、かつての統帥(ドゥーチェ)は絶大な人気を集めていく。そして、再び国を征服しようと野望を抱くが…。はたして、ムッソリーニが現代で権力を握ったらどうなるのか?

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