『あしたのジョー』『巨人の星』『タイガーマスク』を作った梶原一騎・没後30年に合わせて伝説のノンフィクションを復刊!

『あしたのジョー』『タイガーマスク』『巨人の星』など、現在でもリスペクトされ続ける名作コミックの原作者・梶原一騎。数多くの作品で読者の心をつかんだ天才は、しかしその栄光の裏で影も引きずっていた……。人間・梶原一騎に鋭く迫る、傑作ノンフィクション『「あしたのジョー」と梶原一騎の奇跡』を、2017年1月の梶原一騎没後30年に合わせ発売する。(本書は2005年に文藝春秋より刊行された『梶原一騎 夕やけを見ていた男』を改題・加筆したもの)

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「本書の特徴のひとつは、人間梶原一騎の全体像に迫ったところである。梶原について語る人は多いが、陽の面を語る人は陽の面だけを語りたがり、陰の面を語る人はそこだけを面白おかしく語ろうとする。たしかに梶原ファンにとっては、晩年の彼が犯したさまざまな過ちは直視したくないものかもしれない。あるいはアンチ梶原ファン(その多くは屈折した梶原ファンであることが多いのだが)は、彼のスキャンダルを取り上げて『巨人の星』や『あしたのジョー』さえも否定してしまおうとする。しかし斎藤貴男は、陰も陽も含めて丸ごと梶原一騎をとらえようとする。」(永江朗氏の解説より)

当時の担当編集者はもちろん、ちばてつや氏、矢口高雄氏をはじめとした漫画家や、実弟の真樹日佐夫氏、そしてご家族にまで念密な取材を行い、当時の状況や背景までを記した、梶原一騎愛にあふれた傑作ノンフィクション!

〔書名〕『「あしたのジョー」と梶原一騎の奇跡』
〔体裁〕文庫判並製
〔税込価格〕1,037円(本体960円)
〔発売日〕2016年12月7日
〔発売〕朝日新聞出版
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