『幸せなひとりぼっち』私の認識を大きく変える映画でした

妻に先立たれ悲しみにくれていた頑固老人が、隣に引っ越して来た一家との交流を通して心を開いていく姿を描くスウェーデンのヒューマンドラマ。スウェーデンのアカデミー賞と言われるゴールデンビートル賞で主演男優賞と観客賞をW受賞した本作。どこかで聞いたことのあるような“いい話”だが、それだけではない何かがあるからこその評価のようだ。

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『幸せなひとりぼっち』良かった。今年は何気に老人映画も当たり年だった気がするよ。いや、まあこっちが年寄りに近づいてるからかもしれないけど。

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私の認識を大きく変える映画でした。私はスウェーデンは超福祉国家で、医療介護で不足なんてあまりない国だと思っていました。しかしこの映画では、その福祉制度の画一的なところを批判しています。とてもおもしろかったです。

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今の言葉でいえば“老害”というレッテルを貼られるであろうオーヴェは、しかし、頑固で無感情に見える中にも、その奥の奥にある人間としての温かみが光る場面があり、なんだかニヤリとしてしまう。人と繋がって生きることはやっぱり重要。

必死に老いてやる(『幸せなひとりぼっち』観たマン) – 砂ビルジャックレコード

頑固おやじ・亡くなった妻・親子・友・隣人・子供・猫その他要素盛り盛りすぎなんだけど真面目すぎる故に曲がったことが大嫌いでいつもプンプンしてるけど根が優しいからすぐ文句言いながらもほだされちゃう主人公のオーヴェがかわいすぎて全然飽き飽きせずにいくらでも見れちゃう

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傷付きたくなくて不機嫌なトゲを身に纏った男は、死ねなくて死ぬほど懸命に生きる。心を閉ざし世間と断絶した人間の変わりゆく様。よくありがちな話だ。が、『幸せなひとりぼっち』がそれらと違うのは“オーヴェ”というキャラクターの持つ力だ。重いテーマを扱いながら楽しい雰囲気を失わない作品!

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『幸せなひとりぼっち』
2016年12月17日公開
監督:ハンネス・ホルム 出演:ロルフ・ラスゴード イーダ・エングヴォル バハー・パール