新宿で虎のお面を被り新聞配達をする男のドキュメンタリー『新宿タイガー』3月公開!ナレーションは寺島しのぶ

新宿で40年以上、虎のお面を被ってド派手な格好をし、新聞配達をしている男性“新宿タイガー”と、彼を受け入れる“新宿”の街が担ってきた歴史的役割とその魅力に迫るドキュメンタリー『新宿タイガー』が、2019年3月22日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

監督は、南カリフォルニア大学を卒業し、劇映画『HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話』(2016)が、釜山国際映画祭ニューカレンツ部門や大阪アジアン映画祭など国内外で絶賛された佐藤慶紀。ナレーションは、女優の寺島しのぶが務める。

本作には、俳優の渋川清彦、八嶋智人&宮下今日子夫妻、女優・文筆家の睡蓮みどり、井口昇監督ら著名人のほか、長年彼を知る、新聞販売店関係者や、1998年のオープン時と2012年のリニューアル時のポスターにタイガーを起用したTOWER RECORDS新宿店の関係者などが登場する。

■佐藤慶紀(監督・脚本・編集) コメント
撮影時、タイガーさんは69歳でした。ぜひ本作では、新宿に生きる団塊の世代の1人の人間の生き方を観て頂きたいです。そして、編集を終えたエンディングシーンは、全く予想していなかったものとなりました。それは、ささやかな「愛」の物語としてのエンディングです。撮影素材を何回も見ている内に、物語を紡がずにはいられなくなってしまいました。テアトル新宿でご鑑賞後は、タイガーさんが今も暮らす新宿の空気を存分に浴びながら、余韻に浸って貰えたらうれしいです。

『新宿タイガー』
3月22日(金)より、テアトル新宿にてレイトショー公開ほか全国順次公開
監督・撮影・編集:佐藤慶紀
出演:新宿タイガー 寺島しのぶ(ナレーション) 八嶋智人 渋川清彦 睡蓮みどり 井口昇 久保新二 石川ゆうや 里見瑤子 宮下今日子 外波山文明 速水今日子 しのはら実加 田代葉子 大上こうじ
配給:渋谷プロダクション

【作品概要】 東京のエンターテインメントをリードする街・新宿。1960年代から1970年代にかけ、新宿は社会運動の中心だった。2018年、この街には“新宿タイガー”と呼ばれる年配の男性がいる。彼はいつも虎のお面を被り、ド派手な格好をし、毎日新宿中を歩いている。彼は、彼が24歳だった1972年に、死ぬまでこの格好でタイガーとして生きることを決意した。1972年当時、何が彼をそう決意させたのか?彼が働く新聞販売店や、1998年のオープン時と2012年のリニューアル時のポスターにタイガーを起用したTOWER RECORDS新宿店の関係者、ゴールデン街の店主たちなど、様々な人へのインタビューを通じ、虎のお面の裏に隠された彼の意図と、一つのことを貫き通すことの素晴らしさ、そして新宿の街が担ってきた重要な役割に迫る。

©「新宿タイガー」の映画を作る会