窪塚洋介「自分のすべてをぶつける」、渋川清彦「楽しみ」豊田利晃監督が放つライブシネマ最終章「怪獣の教え THE FINAL」4月上演

2015年に初演を迎えた、映画監督の豊田利晃が監督・脚本・映像で放つ、ライブと舞台と映画が融合した新しい空間を演出するライブシネマ「怪獣の教え」。その最終章となる「怪獣の教え THE FINAL」が、4月24日より上演されることが決定した。

2015年11月に横浜で上演された映画監督・豊田利晃の初舞台作品「怪獣の教え」は、ライブと舞台と映画が融合した新しい空間を演出し、大盛況のうちに終了。その後2016年に会場を六本木ブルーシアターに拡大して上演。豊田は映画『青い春』『空中庭園』『クローズZERO EXPLODE』『泣き虫しょったんの奇跡』など数々の話題作を生み出し、2019年には16分の短編『狼煙が呼ぶ』を見事全国40スクリーンで公開し、話題をさらったことも記憶に新しい。そしてついに「怪獣の教え THE FILNAL」が、3度目の上演でファイナルを迎える。

出演は窪塚洋介、渋川清彦、そして新たに、多方面で活躍中の女優・芋生悠が参加。音楽には、中村達也率いるTWIN TAIL、GOMA(Didgeridoo)が再集結。2020年ならではの舞台が誕生する。

【ライブシネマ「怪獣の教え THE FINAL」 概要】
日程:4月24日(金)~5月3日(日)
場所:横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホール
料金:¥9,500(全席指定・税込)
先行発売:1月25日(土)~IMAGINATION HPにて(オリジナルチケット+ステッカー付き)
一般発売:2月1日(土)~各プレイガイドにて(ローソンチケット、イープラス)

■豊田利晃(監督) コメント
「怪獣の教え」は、2015年赤レンガ倉庫ホール、2016年六本木ブルーシアターに続き、4年振り、3度目の公演、そして最後の公演になります。2回の前回の公演は共に5日間、7公演で連日ソールドアウトでした。見れなかった人も多くいました。映画の舞台挨拶などで地方に行くと、「見逃したのでもう一度やって欲しい」「公演を見たけど、もう一度見たい」と驚くほど多くの人たちから声をかけられます。それは、ちょっと驚きでもありました。でも、納得いくものでもありました。自分で言うのもおこがましいですが、あれほど衝撃的な舞台は他にはないと思っています。演劇と音楽ライブと映画上映が一体化してセッションをしている、舞台そのものが怪獣のように僕自身も感じていたからです。そして観客だけではなく、役者、スタッフ、バンドたちからも「もう一度やりたい」とずっと言われていました。僕自身も同じ気持ちです。怪獣をもう一度動かしてみたい、と。怪獣が暴れるのであれば、2020年という時代は最適だと確信しています。自然災害の被害に苦しまされた2019年。その被害の修復もされずに、東京オリンピックに膨大な資金を投入するこの国に、怪獣は黙ってはいないぜ、と思っています。是非、『怪獣の教え』を体感してみて下さい。心が震えるような舞台にしたいと思っています。

■窪塚洋介(天作役) コメント
横浜、六本木、過去2度の公演で体験したことを、この最終章で答えとして芝居にします。つまり、この「怪獣の教え」に今の自分のすべてをぶつけます。

■渋川清彦(大観役) コメント
2020激動の年。自由にタバコもすえない時代。荒波の中で足元を見て、先を観る。吉とでるか凶とでるか。楽しみ。ダマサレルナ、自分が信じることを信じる。それが怪獣の教え。

■芋生悠(クッキー役) コメント
「怪獣の教え THE FINAL」という大事なタイミングで参加させて頂くこと、感激しています。豊田さんが小笠原諸島の土地から溢れ出るように発想した脚本。窪塚さんや渋川さん太田(莉菜)さんの生き生きとした魂によって積み上げられた座組なので、そこに自分が入った時どんな事が出来るのだろうか。何を得られるのだろうかと今は期待に胸を膨らませている次第です。22歳になった今、10代の頃よりも多くのことを知りました。でももっと根底に知りもしなかったものが潜んでいるかもしれない。深く泳ぎ探し回ってみたいです。限りある公演ですので生で目撃して頂きたいです。よろしくお願いします。

ライブシネマ「怪獣の教え THE FINAL」
4月24日(金)より、横浜赤レンガ倉庫1号館にて上演
演出・脚本・映像:豊田利晃
出演:窪塚洋介 渋川清彦 芋生悠

【ストーリー】 小笠原諸島の青い海。海の上を漂う一隻の船。船の上には二人の男。国家の秘密を暴露して、政府から追われる天作(窪塚洋介)。パラダイスで生きることの葛藤を胸に抱く、島育ちの大観(渋川清彦)。天作は東京で事件を起こし、島へ逃げてきた。従兄弟の大観に船を出してくれるように頼んだ。何か事件を起こして無人島にでも隠れるだろう、と大観は思っていた。しかし、天作の目的は別にあった。祖父から教えられた、“怪獣”を蘇らせることだった。一隻の船に乗り込むと二人は海へ出る。昨晩、二人はひとりの女性と会った。世界の島を転々としながら暮らす、アイランドホッパーのクッキー(芋生悠)。クッキーは怪獣の教えの秘密を知っていた…。