井口昇監督「常識の狭間で生き辛い人達がめぐり逢う箱庭のような映画」『異端の純愛』5月公開

『惡の華』『片腕マシンガール』などの衝撃的な青春像を描き続けてきた異才・井口昇監督が、自らプロデューサーを兼任した念願の映画『異端の純愛』が5月27日より公開されることが決定した。併せて、予告編、メインビジュアルがお披露目となった。

本作は監督自身の経験をヒントに、自らの性に世界との違和感を持ち、屈折した愛情に葛藤する男女の姿を描いた異色のオムニバス作品。

イマジナリーフレンドとの恋、片腕の女性に惹かれる高校生、秘密を抱える潔癖なカップル。三島由紀夫、谷崎潤一郎を想起させる3つの悲恋を、妄想と現実が交差するスタイリッシュな映像で彩っていく。各エピソードが絡み合い辿り着く予測不能なクライマックスでは、「愛とはなんだろう」という普遍的な問いかけが激しく胸を打つ。

本作では、井口監督の過去作品のキャスト・スタッフが集結しているのも見所のひとつ。『片腕マシンガール』の八代みなせは、16年ぶりに片腕のヒロインを演じ、『ゾンビアス』の中村有沙、『ライヴ』の山本愛莉、『スレイブメン』の中村優一など、数多くのキャストが再集結している。また現在、作品をより広く全国に届けるため、モーションギャラリーにてクラウドファンディングも実施中。

■井口昇(監督)コメント>
僕は幼少の頃から、惹かれる物事が世間とずれてしまう違和感に苦しんできました。生き詰まって身動きとれなくなった時に、過去の自分が感じてきた憧れや怖れをこの映画で表現して昇華する事にしました。常識の狭間で生き辛い人達がめぐり逢う箱庭のような映画として観て頂けたら嬉しいです。

『異端の純愛』
2023年5月27日(土)より、新宿K’s cinema、
2023年6月9日(金)より、アップリンク京都、
2023年6月10日(土)より、名古屋シネマスコーレ、大阪シアターセブンほか、 全国順次公開
企画プロデューサー・監督・脚本:井口昇
出演:八代みなせ 中村有沙 山本愛莉 岡田佳大 九羽紅緒 大野大輔 井上智春 まお(せのしすたぁ) 中村優一
製作・配給:大頭 ワンダーヘッド

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