LGBTの若者たちの実話をミュージカルタッチで描く『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』予告編&場面写真

ニューヨークのLGBTの若者たちの実話をミュージカルタッチで描き、ブロードウェイの若手俳優ルカ・カイン主演で贈る映画『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』が2019年2月22日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

初監督・初脚本となるデイモン・カーダシスが、ボランティアを務めていた教会での実体験と綿密なリサーチをもとに、LGBTの人々が直面する厳しい現実や社会問題に焦点をあてた本作。実在するLGBTの人々のための支援プログラム“サタデー・チャーチ(土曜の教会)”を舞台に、若者たちがセクシュアル・マイノリティであることによる学校でのいじめや、家族でさえ自分のことを理解してくれない孤独や家出などの辛い現実に直面する姿を映し出す一方、土曜の夜の教会での新たな仲間との出会いや恋愛模様が描かれる。

主人公、ユリシーズを演じるのは、ブロードウェイの若手俳優ルカ・カイン。友人役には人気海外ドラマ「Pose/ポーズ」で主演を務めるMJ・ロドリゲスのほか、目覚ましい活躍を見せるトランスジェンダーの俳優たちが抜擢された。

主人公に訪れる“家族との不和”や“恋愛の高揚感”、“未来への不安”や“自分自身との闘い”は、セクシュアル・マイノリティに限らず誰もが共感できる事柄であるため、予告編での、花びら舞うニューヨークで主人公が歓喜の表情で歌う姿は、人生の新たな一歩を踏み出したい全ての人に勇気と感動を与えるはずだ。

『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』
2019年2月22日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:デイモン・カーダシス
出演:ルカ・カイン マーゴット・ビンガム レジーナ・テイラー MJ・ロドリゲス インドゥヤ・ムーア
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 ニューヨークのブロンクスに暮らす青年・ユリシーズ(ルカ・カイン)は、父親の死をきっかけに「美しくなりたい」という思いを抑えられずにいた。ある夜、ストリートで出会ったトランスジェンダーのグループに「土曜の夜の教会(サタデーナイト・チャーチ)」へと誘われる。そこは静かで厳格な昼間の教会とは異なり、ダンスや音楽を楽しみながら、同じ境遇の仲間と語らう場として開放されていた。学校でも家庭でも孤立していたユリシーズは、その自由な雰囲気に夢中になりながら、少しずつ自分を解放していく。ところが、家族にハイヒールを見つけられ、自分の存在そのものを否定されてしまう。家を追い出され街を彷徨うユリシーズに、人生を変える数々の出来事が待ち受けていた―。

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