“世界で最も売れたアーティスト”に名を連ね、ロックの殿堂入りを果たした伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ボーカルで、1991年にこの世を去った史上最高のエンターテイナー、フレディ・マーキュリーの姿を描く『ボヘミアン・ラプソディ』が、11月9日より公開中。このほど、フレディ・マーキュリーの命日である11月24日にTOHOシネマズ 日比谷にてメモリアルイベントが行われ、ゲストとしてROLLYが登壇した。
公開3週目に興行収入20億円を突破し、快進撃を続けている本作。11月24日は、クイーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーの命日で、世界中の映画館で盛り上がりを見せている。日本では、TOHOシネマズ 日比谷で“胸アツ”応援上映としてメモリアルイベントが開催。チケットは発売開始後、即完売し、ファンたちの熱量の高さが伺えた。ゲストとして、クイーンをこよなく愛する芸能界一のクイーン偏愛家でギタリストのROLLYが、フレディ・マーキュリーを彷彿とされる全身白のコスチュームで登場した。
「フー!!」という大歓声の中、テンションMAXで登場したROLLY。クイーンの名曲「伝説のチャンピオン」に合わせて、様々なポージングを披露。またウェンブリー・スタジアムで開催された追悼イベントで発売されていたという【フレディ・マーキュリー】の赤いフラッグを持ち、頭上に高々と掲げ、フレディへの哀悼の意を表明。ROLLYは、27年前の追悼イベントを現地に観に行くことはできなかったそうだが、フレディが亡くなる少し前に、「「ボヘミアン・ラプソディⅡ」という応援する曲を勝手に作っていた」と打ち明け、亡くなった後は「ロンドンのフレディ・マーキュリーの家に行って、献花しました」と、フレディ愛を語った。
さらに映画については「モーツァルトの人生を描いた『アマデウス』のように、音楽映画として未来永劫愛される映画になっている」と大絶賛。この日初めて映画を観るという観客には、「あんなに大ヒットしているのに、良く観ずに来ましたね、よく我慢されました。ただあなたが観たかった映画はここにあんねん!!」とファンに呼びかけ大熱狂した。
観客の中には、10回観ているという強者がいるなど、クイーンファンのみならず音楽映画としても広がりを見せる本作。ROLLYはそんな強者たちを前にして一瞬ひるみつつも、「この映画ご覧になった皆さんならわかると思いますし、同じ思いだと思いますけど…30時間くらいの映画にしてほしい!!今回はフレディ・マーキュリーにスポットを当てた映画ですけど、クイーンの魅力は、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン、メンバーのひとりひとりにある。あと、楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」を作ったシーンは、あれだけで1本で映画になるほどだと思うんですよ。だからあくまで映画は、クイーンに入る入口に過ぎないですよね」と言うと観客たちも納得の反応。続けて「ここに来ている人たちは、世界一クイーンを愛していると自負している人ばかりですから」と大絶叫した。
ROLLYがクイーンファンになったきっかけは「こんな曲ロックバンドはやらないだろうと思う曲をやるバンドで、どのジャンルにチャレンジしても、どんな曲でもクイーンっぽくなり、なんちゃって感があるのが面白い。映画の中でもありましたけど、クイーンに音楽のジャンルはなく、我々はクイーンなんだというのがすごい」と熱弁。その後、メモリアルイベント限定で特別抽選会を実施。キャストのサイン入りポスターやTシャツなどのグッズから、本編ではカットされてしまったが、実際のライヴ・エイドでフレディが唯一ギターを演奏した「愛という名の欲望」の際に使用したギターのレプリカもプレゼントとして提供され、ファンたちは大喜び。最後は全員で一体となりライヴ・エイドのシーンでおなじみの「エーオ!!」のコール&レスポンスを大合唱し、大熱狂の中、メモリアルイベントは終了した。
『ボヘミアン・ラプソディ』
11月9日(金)全国ロードショー
監督:ブライアン・シンガー
製作:グレアム・キング ジム・ビーチ
音楽総指揮:ブライアン・メイ ロジャー・テイラー
出演:ラミ・マレック ジョセフ・マッゼロ ベン・ハーディ グウィリム・リー ルーシー・ボイントン マイク・マイヤーズ アレン・リーチ
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox