【第76回ゴールデン・グローブ賞】『ボヘミアン・ラプソディ』がドラマ部門で作品賞、主演男優賞を受賞!ミュージカル・コメディ部門は『グリーンブック』が作品賞ほか3冠!『万引き家族』は受賞ならず

第76回ゴールデン・グローブ賞が発表され、映画では、ドラマ部門の作品賞は、伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの姿を描く『ボヘミアン・ラプソディ』が選ばれた。本作はこのほか、ラミ・マレックが主演男優賞を受賞した。ミュージカル・コメディ部門は、5部門ノミネートの『グリーンブック』が作品賞のほか、脚本賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の最多3部門に輝いた。

最多6部門にノミネートされた『バイス』(ミュージカル・コメディ部門)は、主演男優賞(クリスチャン・ベイル)を受賞。主演女優賞は、ドラマ部門では『天才作家の妻 -40年目の真実-』のグレン・クローズ、ミュージカル・コメディ部門では『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンに贈られた。

また、カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督作『万引き家族』がノミネートされた外国語映画賞は、メキシコ映画『ROMA/ローマ』という結果に。本作はこのほか、アルフォンソ・キュアロン監督が監督賞を受賞した。アニメ映画賞は、細田守監督作『未来のミライ』が受賞を逃し、『スパイダーマン:スパイダーバース』が獲得。主題歌賞には、レディー・ガガ主演『アリー/スター誕生』の「Shallow」が選出された。なお、特別功労賞にあたるセシル・B・デミル賞は、ジェフ・ブリッジスに贈られた。

以下は主な部門の結果(★が受賞)。

■作品賞(ドラマ部門)
★『ボヘミアン・ラプソディ』
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ビール・ストリートの恋人たち』
『アリー/スター誕生』
▲『ボヘミアン・ラプソディ』© 2018 Twentieth Century Fox

■作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
★『グリーンブック』
『クレイジー・リッチ!』
『女王陛下のお気に入り』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『バイス』
▲『グリーンブック』(3月1日公開)© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

■主演女優賞(ドラマ部門)
★グレン・クローズ『天才作家の妻 -40年目の真実-』
レディー・ガガ『アリー/スター誕生』
ニコール・キッドマン『Destroyer』(原題)
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?』(原題)
ロザムンド・パイク『A Private War』(原題)
▲『天才作家の妻 -40年目の真実-』(1月26日公開)(c)META FILM LONDON LIMITED 2017

■主演男優賞(ドラマ部門)
★ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ルーカス・ヘッジズ『ある少年の告白』
ジョン・デヴィッド・ワシントン『ブラック・クランズマン』

■主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
★オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
エミリー・ブラント『メリー・ポピンズ リターンズ』
エルシー・フィッシャー『Eighth Grade』(原題)
シャーリーズ・セロン『タリーと私の秘密の時間』
コンスタンス・ウー『クレイジー・リッチ!』
▲『女王陛下のお気に入り』(2月15日公開)(C)2018 Twentieth Century Fox

■主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
★クリスチャン・ベイル『バイス』
リン=マヌエル・ミランダ『メリー・ポピンズ リターンズ』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』
ロバート・レッドフォード『The Old Man & The Gun』(原題)
ジョン・C・ライリー『Stan & Ollie』(原題)
▲『バイス』© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.

■助演女優賞
★レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
エイミー・アダムス『バイス』
クレア・フォイ『ファースト・マン』
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』
▲『ビール・ストリートの恋人たち』(2月22日公開)(c)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.

■助演男優賞
★マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
ティモシー・シャラメ『Beautiful Boy』(原題)
アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』(原題)
サム・ロックウェル『バイス』

■監督賞
★アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
ピーター・ファレリー『グリーンブック』
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
アダム・マッケイ『バイス』

■脚本賞
★ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・クリー、ピーター・ファレリー『グリーンブック』
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』
バリー・ジェンキンス『ビール・ストリートの恋人たち』
アダム・マッケイ『バイス』

■アニメ映画賞
★『スパイダーマン:スパイダーバース』
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
▲『スパイダーマン:スパイダーバース』(3月8日公開)

■外国語映画賞
★『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『Capernaum』(原題)(レバノン)
『Girl』(原題)(ベルギー)
『Never Look Away』(原題)(ドイツ)
『万引き家族』(日本)

■音楽賞
★ジャスティン・ハーウィッツ『ファースト・マン』
マルコ・ベルトラミ『クワイエット・プレイス』
アレクサンドル・デスプラ『犬ヶ島』
ルドウィグ・ゴランソン『ブラックパンサー』
マーク・シャイマン『メリー・ポピンズ リターンズ』

■主題歌賞
★“Shallow”『アリー/スター誕生』
“All the Stars”『ブラックパンサー』
“Girl in the Movies”『Dumplin’』(原題)
“Requiem For A Private War”『A Private War』(原題)
“Revelation”『ある少年の告白』