2013年に刊行された直木賞受賞作家の井上荒野による小説「それを愛とまちがえるから」（中公文庫）の映像化となる「連続ドラマW それを愛とまちがえるから」の放送開始日が2019年2月9日に決定し、鈴木浩介、仲里依紗、安藤政信の出演が発表された。併せて本作の特報映像がお披露目となった。

本作は、結婚15年目を迎えて幸せな人生を送っていたが、セックスレスになってしまった夫婦の行く末を描くラブコメディ。主演を務めるのは、今回がWOWOWのオリジナルドラマ初出演で初主演、連続ドラマへの出演は本作で26年連続となる稲森いずみ。本作では、夫とのセックスレスに悩み、真面目に一生懸命不倫をする主人公・伊藤伽耶を演じる。自分の本当の気持ちを溜めてしまいがちで、ときに突拍子もない発言や行動をしてしまうといった役柄だ。

伽耶の夫・匡役を演じるのは鈴木浩介。匡は大手スーパーの課長で、うだつのあがらないサラリーマン。大らかで人の良い性格だが、それが逆に身近な人を傷つけていることに気付かない鈍感な一面を持つ。そんな匡が心の癒しを求めて不倫する、一回り以上も年齢が若い整体師・朱音役を演じるのは仲里依紗。朱音は、自分の好き嫌いがハッキリしているサバサバした性格。結婚に対してクールな価値観をもっているようにみせるが、本気で人を好きになることへの臆病さを隠している役柄である。さらに、伽耶の恋人・誠一郎役に、稲森同様WOWOWオリジナルドラマが初出演となる安藤政信が扮する。誠一郎は、遠野ゆきえというペンネームで少女漫画を描く人気漫画家。ひょんなことから伽耶の“真面目な不倫相手”になっていた。身も蓋もないことを言うだらしない人間だが、実は繊細な心の持ち主で、ある問題を抱えることになる。

キャスト コメント

■鈴木浩介（匡役）
匡は、優しくて優柔不断な普通で平凡な男です。共演者の皆さんや宮本監督との撮影は楽しく、濃い時間を送ることができました。作中にはライブ感もあり、テンポが速い4人の芝居の掛け合いは大変でしたが、皆で力を合わせ、とても面白い作品になったと思います。是非、ご覧下さい。

■仲里依紗（朱音役）
シーンひとつひとつがとても長く、ぶっつけ本番で撮影した時もあり、なかなか大変でしたが、不思議と楽しい現場でした。監督がいつも楽しそうに演出して下さっていたので、私も安心して演じることができました。

■安藤政信（誠一郎役）
伽耶の恋人で、やり切れない繊細な役です。初めて台本を読んだときは、クスクスと笑える面白い作品だなと思いました。台詞が多い長回しの撮影に苦労もしましたが、今回、皆さんとご一緒させていただいて、今まで以上に芝居を好きになることができた思い出深い作品です。

「連続ドラマW それを愛とまちがえるから」
2019年2月9日（土） WOWOWプライムにて放送スタート
毎週土曜よる10時から放送（全5話）　※第1話無料放送
監督：宮本理江子　樹下直美
原作：井上荒野「それを愛とまちがえるから」（中公文庫）
脚本：牧五百音　新井友香
音楽：平沢敦士
出演：稲森いずみ　鈴木浩介　仲里依紗　安藤政信

【ストーリー】　専業主婦の伽耶（稲森いずみ）は、仕事熱心で性格も合う夫・匡（鈴木浩介）と結婚15年目を迎えて幸せな人生を送っていたが、2人は長きに渡るセックスレスでもあった。ある朝、匡に恋人がいることを尋ねた伽耶は、匡が自分にも恋人がいることに気づいていたのを知る。実は伽耶も漫画家の誠一郎（安藤政信）と不倫関係であった。そんな中、通っていた整体院の整体師・朱音（仲里依紗）が匡の恋人だということを知った伽耶、そしてその場に偶然居合わせた匡と誠一郎。お互いの恋人を知ってしまった夫婦と、その恋人たちが織り成す四角関係の行方は！？