第71回カンヌ国際映画祭のコンペディション部門の招待作評点を集計する「スクリーン デイリー」で歴代最高評価(3.8点/4点満点中)を獲得し、国際批評家連盟賞を受賞した映画『バーニング 劇場版』が、2019年2月1日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
村上春樹による短編小説「納屋を焼く」を原作とした本作。小説家を目指しアルバイトを転々として生きる主人公ジョンスは、幼馴染のヘミから正体不明の男ベンを紹介されるが、それから不可思議なことが起こり始める。
本作は、『シークレット・サンシャイン』などを手掛けた巨匠イ・チャンドン監督の8年ぶりの新作となり、監督が原作の設定はそのままに物語を大胆にアレンジし、オリジナルのストーリーを構築した。また、キャラクターそれぞれの生活を通して、若者が感じる将来に希望を持てない“無力さ”と“怒り”を赤裸々に描きだし、現代社会の裏側を繊細に表現した。
主人公ジョンス役を務めるのは、『ベテラン』のユ・アイン。謎の男ベンをTVシリーズ「ウォーキング・デッド」で注目されるスティーブン・ユァンが演じ、ヘミ役には新人チョン・ジョンソがオーディションで大抜擢された。
併せて、イ・チャンドン監督が3年ぶりに来日することが決定。12月に来日し、記者会見を行う予定だ。
『バーニング 劇場版』
2019年2月1日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:イ・チャンドン
原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)
出演:ユ・アイン スティーブン・ユァン チョン・ジョンソ
配給:ツイン
【ストーリー】 小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンス(ユ・アイン)は、偶然幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会う。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介する。ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。“僕は時々ビニールハウスを燃やしています”―。そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなるのだった…。
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