イタリア国内主要映画賞で主演男優賞三冠!名匠ジャンニ・アメリオ監督最新作『ナポリの隣人』2月公開!

イタリアの名匠ジャンニ・アメリオ監督の最新作「La Tenerezza」(原題/イタリア映画祭2018上映題『世情』)が、邦題『ナポリの隣人』として、2019年2月9日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

イタリアを代表するベストセラー作家ロレンツォ・マローネの「La tentazione di essere felci」(幸せであることの誘惑)を原作とした本作は、ミステリアスな事件を背景にした、父と娘の相剋の物語。舞台は南イタリアのナポリ。元弁護士のロレンツォは、かつて家族と暮らしたアパートに独り暮らしている。娘のエレナはアラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザーで、母の死の原因が父の裏切りによるものと信じ、父を許せないでいた。気難しいところのあるロレンツォだが、向いの家に引っ越してきた若い夫婦と二人の子どもたちと親しくなり、お互いの家を行き来し合う関係になる。しかしその平穏な日々は、隣家に起こった思いがけない事件で突然幕を閉じる。

監督は、カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、ヨーロッパ映画賞最優秀作品賞を受賞した『小さな旅人』(1992)、ベネチア国際映画祭で3つの賞を受賞した『家の鍵』(2004)、アルベール・カミュ未完の自伝的遺作を映画化した『最初の人間』(2011)などを手掛けたジャンニ・アメリオ。35年以上のキャリアで長編作品12作と寡作で知られ、そんななかヨーロッパ映画賞では最優秀作品賞に3度輝いた。

主演の名優レナート・カルペンティエーリは、本作でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)、イタリア・ゴールデングローブ賞、ナストロ・ダルジェント賞というイタリアの国内主要映画賞で主演男優賞三冠を達成。このほか、『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』のジョヴァンナ・メッゾジョルノ、『歓びのトスカーナ』のミカエラ・ラマッツォッティという現代イタリア映画界を代表する女優が出演し、各映画賞にノミネートされた。さらに、『三人姉妹』に出演した国際派女優グレタ・スカッキも陰影に富んだ印象深い役どころで出演。撮影は『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の名手ルカ・ビガッツィが務める。

『ナポリの隣人』
2019年2月9日(土)より、岩波ホールほか全国順次ロードショー
監督・原案・脚本:ジャンニ・アメリオ
原作:ロレンツォ・マローネ「La tentazione de essere felci」
原案:アルベルト・タラッリョ キアラ・ヴァレリオ
脚本:アルベルト・タラッリョ
撮影:ルカ・ビガッツィ
音楽:フランコ・ピエルサンティ
出演:レナート・カルペンティエーリ ジョヴァンナ・メッゾジョルノ エリオ・ジェルマーノ グレタ・スカッキ ミカエラ・ラマッツォッティ
配給:ザジフィルムズ

【ストーリー】 南イタリア、ナポリ。リタイアし、かつて家族と暮らしたアパートに独り暮らす元弁護士のロレンツォ。娘のエレナはアラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザー。母の死の原因が父の裏切りによるものと信じ、父を許せないでいた。気難しいところのあるロレンツォだが、向いの家に引っ越してきた若い夫婦ファビオとミケーラ、二人の子どもたちと親しくなり、お互いの家を行き来し合う疑似家族のような関係になる。しかしその平穏な日々は、幸せに見えた一家に起こった思いがけない事件で、突然幕を閉じることになる。その時、ロレンツォは?実の娘エレナは?二人に和解の道はあるのか?

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