照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)監督 × 奥田瑛二主演 映画『洗骨』予告編&ポスタービジュアル

モスクワ国際映画祭を始め、上海映画祭、ハワイ映画祭など数々の国際映画祭に選出され、ニューヨークで開催された北米最大の日本映画祭・第12回JAPAN CUTSでは28本の作品の中から観客賞を受賞した照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)監督の最新作『洗骨』が、2019年1月18日より沖縄先行公開、2月9日より全国公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

“洗骨(せんこつ)”とは、一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制。本作は、“洗骨”という家族の儀式を通して、そこに至る過程での様々な家族の思いやバラバラだった家族がひとつになっていく姿、血のつながりや親から子へ「生命」というものがバトンタッチされ鎖のように繋がれていく様をコミカルに描いている。

日本を代表する名優・奥田瑛二、日本映画界に欠かせない実力派俳優・筒井道隆、カンヌ国際映画祭出品作『光』で堂々の主演を演じた水崎綾女の3人を主要キャストに迎え、大島蓉子、坂本あきら、筒井真理子、鈴木Q太郎などが脇を固め、全編沖縄ロケによる美しい島や海の風景も見どころとなっている。

『洗骨』
2019年1月18日(金)より沖縄先行上映
2019年2月9日(土)より全国ロードショー
監督・脚本:照屋年之 
出演:奥田瑛二 筒井道隆 水崎綾女 大島蓉子 坂本あきら 山城智二 前原エリ 内間敢大 外間心絢 鈴木Q太郎 筒井真理子
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 洗骨―。今はほとんど見なくなったその風習だが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っている。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に掘り起こされ、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて「この世」と別れを告げることになる。沖縄の離島、粟国島・粟国村に住む新城家。長男の新城剛(筒井道隆)は、母・恵美子(筒井真理子)の“洗骨”のために、4年ぶりに故郷・粟国島に戻ってきた。実家には、剛の父・信綱(奥田瑛二)がひとりで住んでいる。生活は荒れており、妻の死をきっかけにやめたはずのお酒も隠れて飲んでいる始末。そこへ、名古屋で美容師として活躍している長女・優子(水崎綾女)も帰って来るが、優子の様子に家族一同驚きを隠せない。様々な人生の苦労とそれぞれの思いを抱え、家族が一つになるはずの“洗骨”の儀式まであと数日、果たして彼らは家族の絆を取り戻せるのだろうか?

©『洗骨』製作委員会