栗山千明「キャバクラトークにチャレンジ」、白洲迅はセリフ少なく「表情100%。顔芸に近い」土曜ドラマ9「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」記者会見レポート

2010年に『このミステリーがすごい!大賞』の優秀賞を受賞し、作家デビューを飾った佐藤青南の同名小説を、主演・栗山千明で映像化。土曜ドラマ9「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」が、10月6日夜9時よりBSテレ東 BS7chで放送する。このほど、10月5日にテレビ東京本社にて本作第一話の試写会と記者会見が行われ、キャストの栗山千明、白洲迅、宇梶剛士が登壇。主題歌を歌うThe Super Ball、原作の佐藤青南も応援に駆けつけた。

人が嘘をつく瞬間に0.2秒間だけ現れる、その人固有の“マイクロジェスチャー”を読み取り「被疑者の嘘を見破る」女性刑事・楯岡絵麻を熱演する栗山。犯人の心を開くためにフレンドリーな“キャバクラトーク”で迫るシーンについて「ちょっと恥ずかしいと思いながらも、チャレンジした。面白い対決が毎話、描かれていきますので楽しみにしてください」と作品をアピールした。

楯岡の相棒で、警視庁捜査一課の西野圭介役を演じる白洲。「新米刑事で頼りなく、奴隷のように絵麻さんにこき使われる役です。一応、捜査一課に配属されているのでデキる面もあるんじゃないかと期待しているんですが…。撮影も中盤を越えて、いまのところまだない…(笑)」と自虐的に自身の役を説明した。

膨大なセリフに苦しんだという栗山は「セリフを覚えるのも大変なんですが、西野のモノローグがあるんですよ。その間を開けるとか、細かいことを忘れてしまう」と苦々しい表情。「すいません」と隣で頭を下げた白洲は「僕は心の声が多いので。取調室では、僕のセリフはほぼないです(笑)」と、栗山とは対象的な立場だと説明しつつ、「表情100%。顔面の筋肉が疲れるぐらい大げさに、顔芸に近いです」と自身の役について語った。

警視庁捜査一課警部補の筒井道大役を演じる宇梶。叩き上げの刑事役ということで「怒鳴ってテーブルをバーンと叩くんです。本当はすごく痛いんですよ。でも一回やっちゃうと、『あいつ今回、あんまり強く叩いてないな』とスタッフさんが思うんじゃないかと思って(笑)」と、演技に引っ込みがつかなくなっていることを告白した。

映画の内容にちなみ、「人の嘘を見抜けますか?」という質問が。「全然、見抜けない」という栗山は、「人をあんまり疑ってない。私も嘘をつくのが下手なので、嘘をつこうともしない。役を通じて勉強させてもらっている。今後は上手く見抜けるようになるかな」とニッコリ。同じ質問に白洲は、自身が出演した舞台に友人が観に来てくれた時のエピソードをあげ、「舞台が終わって、友人が楽屋に挨拶に来てくれたんです。『めちゃくちゃ面白かった』と。でも、僕は見てしまったんです。開始十分で寝てたんですよ!」と、友人の大胆な嘘を見抜いたことを明かして、会場を爆笑させていた。

【フォトギャラリーはコチラ】

土曜ドラマ9「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」
10月6日(土)夜9時より、BSテレ東 BS7chにて全国無料放送
監督:山内大典
原作:佐藤青南「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ(宝島社)(「サイレント・ヴォイス」「ブラック・コール」「インサイド・フェイス」)
脚本:ブラジリィー・アン・山田 大浦光太 本田隆朗
出演:栗山千明 白洲迅 野村修一 椎名香奈江 宇梶剛士

【ストーリー】 警視庁にある特別取調室。ここである事件の容疑者が取り調べを受けている。質問を突き付けているのは、全く刑事には見えない巻き髪と派手な衣装に身を包んだ取調官。ベテラン刑事たちが束になっても自白しない手強い容疑者に、“泣く子も黙る閻魔(エンマ)さま”こと女性刑事・楯岡絵麻(たておかえま)が担当し、自供へと追い詰める。人は“大脳新皮質”によって言葉で嘘をつくが、嘘をつく一瞬前に“大脳辺縁系”の反射が肉体に現れるという。楯岡絵麻は、人が嘘をつく瞬間0.2秒だけ現れる、その人固有の小さな“マイクロジェスチャー”を読み取り“嘘”を見抜く。彼女は言い切る「あなたの証言なんか最初から信じていない。あなたの大脳辺縁系に質問しているの!」。取調室という密室を舞台に被疑者の習慣や仕草、行動パターンから“嘘”を見破る行動心理捜査官・楯岡絵麻が鮮やかに難事件を解決していく。

(C)「サイレント・ヴォイス」製作委員会2018