KIKI、紗羅マリー、今日マチ子、大九明子監督らが絶賛コメント!『エンジェル、見えない恋人』

目に見えない存在として生まれた青年“エンジェル”と盲目の少女“マドレーヌ”が惹かれ合う、切なくも愛おしい珠玉のラブロマンス『エンジェル、見えない恋人』が10月13日より公開となる。このほど、KIKI、紗羅マリーら著名人より、本作を絶賛するコメントが寄せられた。

目に見えない存在として生まれた“エンジェル”と盲目の少女“マドレーヌ”。世間との接触を一切絶ち、施設の中で母親の手により育てられたエンジェルは、ある日盲目の少女マドレーヌと知り合う。エンジェルの秘密に気が付かないマドレーヌだが、次第に二人は心惹かれ合っていく。そんな時、マドレーヌは目の手術を受けることになる。

成長した盲目の少女マドレーヌを演じるのは、本作で女優デビューし、本作の撮影後ポール・ヴァーホーヴェン監督の『エル ELLE』にも出演したフルール・ジフリエ。エンジェルの母ルイーズには、ハル・ハートリー監督の『シンプルメン』や『愛・アマチュア』で知られ、『わたしたちの宣戦布告』など数多くの映画に出演しているエリナ・レーヴェンソン。製作総指揮は、ベルギーの至宝と呼ばれ、『神様メール』『ミスター・ノーバディ』を手掛けたジャコ・ヴァン・ドルマル。長年の友人でもあるハリー・クレフェン監督とタッグを組み、詩的で幻想味あふれる映像美を生み出した。

著名人 コメント

■今日マチ子(漫画家)
寓話のような、脆く美しい世界。その中で起こる悲劇—を期待していたら、観る自分を省みることになるだろう。見えること、見えないことの壁をはね飛ばし、負の連鎖を断ち切る、力強く美しい物語

■大九明子(映画監督「勝手にふるえてろ」「美人が婚活してみたら」)
エンジェルは見えないけれど、触れることができる。触れることができるなら、愛さない理由はないんだね、マドレーヌ。あなたに触れて欲しくなったよ。

■大谷有紀(デザイナー)
美しい映像と残酷な芳香を放つ。見るよりも感じることで満たされる感覚。一編の詩のようなそんな作品。

■華恵(エッセイスト)
官能的で残酷なおとぎ話のようだけど、納得いく。だって、見えなくても、気配や視線を感じるあの感覚は、知っている。本当の「好き」を見失いそうな時は、目を閉じよう。

■山崎まどか(コラムニスト)
ヒロインを演じるフルール・ジフリエは、まるでラファエル前派の絵画から抜け出てきたような美しさ!官能的で繊細なラブシーンにおとぎ話の続きを信じたくなる。

■KIKI(モデル)
愛は見るものでなくて 感じるもの。これまで”見える愛”を求めていた自分が恥ずかしくなった。”感じる愛”がこんなにも透明で輝かしいものだとは思わなかった。

■及川賢治(100%ORANGE)/イラストレーター
こんなにいじわるなファンタジーがあったでしょうか。でも、詩のように美しいのです。見えないふたりぼっちのかくれんぼ、可愛くてずっと見ていたかった。

■石川三千花(イラストレーター)
耳を澄まし、匂いにときめき、触れ合いに安らぐ。見えないが故に、お互いを本能で求めあう恋人たち。そのとき、永遠に思えた孤独が消えてゆく。見えないものが見えてくる、愛のマジック!

■紗羅マリー(モデル)
初っ端からブレンダ・リーの曲にやられました!この映画は全てが繊細で美しい。硬質なピアノのジャズを聴いているような静かで、情熱的で、ときに儚く冷たい。初恋の気持ちを思い出させてくれました。ありがとう!!

『エンジェル、見えない恋人』
10月13日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:ハリー・クレフェン
脚本:ハリー・クレフェン トマ・グンジグ
製作:ジャコ・ヴァン・ドルマル オリヴィエ・ローサン ダニエル・マルケ
出演:フルール・ジフリエ エリナ・レーヴェンソン マヤ・ドリー ハンナ・ブードロー フランソワ・ヴァンサンテッリ
配給:アルバトロス・フィルム 

【ストーリー】 パートナーが謎の失踪を遂げ、悲しみに打ちひしがれるルイーズは精神病院に収容される。誰にも知られることなく、彼女は男の子を産み落とす。“エンジェル”と名付けられたその子は、驚くべき特性の持ち主―目に見えない存在だった。ルイーズはエンジェルに自分の存在を決して明かしてはいけないと言い聞かせる。世界は残酷で、異質なものを受け入れてはくれないからと。ところがある日、エンジェルは盲目の少女マドレーヌと出会い、たちまち恋に落ちる。彼女は目が見えないので、正体を隠したまま愛し合うことができる。愛をはぐくみながら成長したふたり。ある日、視力を取り戻せるかもしれないとマドレーヌが告げ、ふたりの生活は一変する。

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