南極ロケに挑んだ超大作『復活の日』、ゴージャスなレーサーを演じた『汚れた英雄』から30数年、NHK大河ドラマ「真田丸」での“男前だけどお茶目”キャラで人気が再燃した草刈正雄が、7年ぶりに映画主演を果たす『体操しようよ』が11月9日より全国ロードショーとなる。このほど、9月17日の「敬老の日」を記念し、小松政夫、平泉成、きたろうといった、70歳を超えて活躍する名バイプレーヤーたちが登場するシーンを収めた特別映像がお披露目となった。
草刈が演じるのは、定年退職し“はじめての家事”、“ラジオ体操で地域デビュー”に果敢に挑むことになったシングルファーザー・佐野道太郎(60歳 通称:ミッチー)。本作では、道太郎がひょんなことから地元の公園でラジオ体操デビューし、これまで知らなかった様々な世代や立場の人々と関わり、体操会のマドンナへのほのかな恋心を抱くなど、新たな世界を知り変わっていく姿を描く。
道太郎の第二の人生を応援する人生の先輩たち役には、日本映画を代表する名バイプレーヤーたちが集結。特別映像には、アルバイト先の便利屋の仕事で、謎の言葉を連発し道太郎を翻弄する、小松政夫(76歳)演じる老人との散歩シーン、道太郎をラジオ体操に誘う元上司役の平泉成(74歳)によるキレッキレのラジオ体操シーン、便利屋兼体操会会長役のきたろう(70歳)の可愛すぎるボーイスカウト姿を捉えたシーンなどが収められている。
『体操しようよ』
11月9日(金)全国ロードショー
監督:菊地健雄
脚本:和田清人 春藤忠温
出演:草刈正雄 木村文乃 きたろう 渡辺大知(黒猫チェルシー) 徳井優 諏訪太朗 川瀬陽太 山田真歩 片桐はいり 大島蓉子 稲川実代子 木村八重子 加藤満 菅野久夫 平澤宏々路 余貴美子 小松政夫 平泉成 和久井映見
配給:東急レクリエーション
【ストーリー】 38年間無遅刻無欠勤、真面目だけが取り柄の会社員・佐野道太郎(草刈正雄)。18年前に妻を亡くし、しっかり者の娘・弓子(木村文乃)と2人暮らし。定年退職後「これからは自由に生きるぞ!」と意気込むものの、実際には何をしていいのか途方にくれ、しかも一人娘の弓子から「佐野家の新しい主夫は、お父さんです!」と宣言され家事担当に。ある日地元のラジオ体操会に参加したことで人生の風向きがかわっていく。体操会のマドンナのぞみ(和久井映見)に胸ときめかせ、彼女からの紹介でラジオ体操会会長の神田(きたろう)が営む便利屋の仕事を得て、年下の同僚で天文マニアの馬場薫(渡辺大知)と、地域の人々の様々な依頼を不器用ながらも取り組むことに。何事にも一生懸命だけど不器用な道太郎が、周囲から叱咤激励されながら人生を謳歌していく。
©2018『体操しようよ』製作委員会