シリーズ累計640万部を突破した、三上延による同名ベストセラーの映画化となる『ビブリア古書堂の事件手帖』が11月1日に公開となる。このほど、三上延による原作小説「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの最新刊となる「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~」が9月22日より発売されることが決定し、併せて、制作中のカバーイラストがお披露目となった。
本作は、鎌倉の片隅にある「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子(しおりこ)と、本が読めない無骨な青年・五浦大輔が、奇妙な客が持ち込む古書の謎と秘密を解き明かしていくミステリー。ビブリア古書堂店主・篠川栞子を黒木華、五浦大輔を野村周平が演じ、さらに成田凌、夏帆、東出昌大ら豪華実力派キャストが集結。監督は、第41回モントリオール世界映画祭コンペティション部門審査員特別賞に輝いた三島有紀子が務める。ストーリーは、シリーズ第1巻の第1章・夏目漱石「それから」と第4章・太宰治「晩年」にまつわるエピソード、そして、その「晩年」にまつわる謎が回収される第6巻の全章のエピソードを軸に構成され、原作には描かれていない過去のエピソードも盛り込まれる。
原作は、2011年3月のシリーズ第1巻の刊行以降、幅広い世代からの人気を集め、シリーズ累計発行部数は680万部を突破。TVドラマ化、コミカライズ、スピンオフ小説などのメディアミックス展開もされ、劇場アニメ化も決定している。最新作「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~」では、2017年2月発売の第7巻「ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~」にて完結した本編ストーリーの“その後”が描かれ、栞子にそっくりな少女・扉子(とびらこ)が登場する。
さらに、8月24日よりムビチケカードが発売。購入者特典として、シリーズ第7巻のその後であり、最新刊の前日譚にあたる、書き下ろし小冊子「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~特別版」が先着でプレゼントされる。
■三上延(原作者) 「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~」刊行へのコメント
「ビブリア古書堂の事件手帖」の本編を書いている時、主人公の大輔たちと会っていない登場人物たちがなにをしているのか、そして本編が終わった2011年夏以降になにが起こるのか、想像するのが好きでした。それを形にしたのが今回の作品です。大輔と栞子の娘も登場します。楽しんでいただけたら嬉しいです。
■「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~」 概要
著者:三上延
イラスト:越島はぐ
定価:本体610円+税
発売日:2018年9月22日(土)
ページ数:272ページ
レーベル:メディアワークス文庫
発行:KADOKAWA
【ストーリー】 鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった―。本編完結から約1年半、ビブリア古書堂の「その後」を描くシリーズ最新刊が登場。
『ビブリア古書堂の事件手帖』
11月1日(木)全国ロードショー
監督:三島有紀子
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
脚本:渡部亮平 松井香奈
出演:黒木華 野村周平 成田凌 東出昌大 夏帆
配給:20世紀フォックス映画、KADOKAWA
【ストーリー】 鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店「ビブリア古書堂」。過去の出来事から本が読めなくなった五浦大輔(野村周平)がその店に現れたのには、理由があった。亡き祖母の遺品の中から出てきた、夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるためだ。磁器のように滑らかな肌と涼やかな瞳が美しい若き店主の篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りだったが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇からとめどなく知識が溢れだす。さらに彼女は、優れた洞察力と驚くべき推理力を秘めていた。栞子はたちどころにサインの謎を解き明かし、この本には祖母が死ぬまで守った秘密が隠されていると指摘する。それが縁となって古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本をめぐって、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。力を合わせてその正体を探り始めた二人は、やがて知るのであった。漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実につながっていることを―。
© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会