1967年の第1作から50年以上のキャリアを持ち、アメリカを代表するドキュメンタリー監督として世界中から尊敬されている巨匠フレデリック・ワイズマンの記念すべき第40作となる映画『IN JACKSON HEIGHTS』(原題)が、邦題『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』として、10月より公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルがお披露目となった。
今回、ワイズマンが描いたのは、米ニューヨーク、クイーンズにある町、ジャクソンハイツ。本作は、世界中からやってきた移民とその子孫が暮らし、167もの言語が話され、マイノリティが集まり、エスニックな味と多様な音楽があふれるジャクソンハイツから、ニューヨークとは?アメリカとは?という問いかけも見えてくるワイズマン流“町ドキュメンタリー”。第28回東京国際映画祭でも上映され好評を博した。
これまで何度も特集上映が開催され、日本にも多くのファンを持つワイズマン監督だが、劇場公開された作品は『パリ・オペラ座のすべて』『クレイジー・ホース』『ナショナル・ギャラリー英国の至宝』など、舞台やアートに関わる作品のみ。長年にわたりアメリカを観察し、記録し続けてきた監督の面目躍如たる傑作が劇場公開されるのは初となる。
▲フレデリック・ワイズマン監督『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』
10月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン
配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ
©2015 Moulins Films LLC All Rights Reserved