巨匠フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリー『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』予告編&ポスタービジュアル

ドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン監督が、世界で最も有名な図書館であるニューヨーク公共図書館の舞台裏を撮影した『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』が、5月18日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

ニューヨーク公共図書館はアメリカを代表する図書館で、タイムズスクエアとグランドセントラルの中間にある本館と92を超える分館に6000万点のコレクションを誇る世界屈指の知の殿堂。地域の住民はもちろん、研究者たちへの徹底的なサービスで、世界中の図書館員の憧れの図書館と言われており、アニメ映画化が話題になった漫画「BANANAFISH」や映画『ゴーストバスターズ』などに登場した図書館としても知られている。本作では、一般の来訪者では見ることのできない図書館の舞台裏をふんだんに見ることができる。

監督は、2016年にアカデミー賞名誉賞を受賞したドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン。1967年の第1作以来、今年1月1日に89歳となった現在にいたるまで1年~1年半に1本のペースで新作を発表し、42作目にあたる本作で、第74回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した。

ポスタービジュアルは、ニューヨーク公共図書館の有名なローズ・メイン・リーディング・ルームの圧倒的な美しさが印象的。建物の荘厳さだけでなく、観光客では決して立ち入れないSTAFF ONLYの舞台裏の様子も垣間見ることができる。

予告編では、図書館の資料や活動に誇りと愛情をもって働く司書やボランティアたちの姿や、エルヴィス・コステロやパティ・スミス、リチャード・ドーキンス博士など著名人のトークライブとともに、予算の確保やデジタル革命への適応についてスタッフが激論を交わす会議シーンが登場。世界中の図書館員が憧れる図書館の驚きの舞台裏が収められている。

本作の副題「エクス・リブリス」は、「~の蔵書より」という意味のラテン語で、「蔵書票」「図書票」とも訳され、本の持ち主を明らかにするため、本の見返し部分に貼られている小紙片を指している。

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
5月18日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン
配給:ミモザフィルムズ/ムヴィオラ

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