村瀬歩&林勇が登壇!「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」トークイベント レポート

2004年から2008年に週刊少年ジャンプにて連載されていた西義之の代表作「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」が、10年の時を経てアニメ化され、8月3日よりBSスカパー!にて、9月3日よりアニマックスにて放送が開始される。それに先だち、7月29日に第1話先行上映&トークイベントが都内で行われ、主人公の天才魔法律家・六氷透(ムヒョ)役を演じる村瀬歩、ムヒョの助手を務める草野次郎(ロージー)役を演じる林勇、監督を務める近藤信宏が登壇した。

本作は、天才魔法律家・六氷透(ムヒョ)と泣き虫助手・草野次郎(ロージー)が、人と人外の理を律する「魔法律」を駆使して罪深き霊を裁くダークファンタジー。

MCからアフレコ現場での雰囲気を聞かれると、村瀬は「自由にアフレコさせて頂いて、最初はムヒョの心の部分がわからなかったんですけど、ロージーの芝居を受けて自分の中でムヒョらしさが作り上げられていきましたね」とコメントし、ムヒョとロージーのように強い絆で結ばれた関係性を明らかにした。

そしてイベントのサプライズゲストとして本作の原作者・西義之が登場すると会場は観客の大きな歓声に包まれた。アニメ化が決まった時の感想を聞かれると、西は「初めて話を聞いた時は嘘だと思いました(笑)。全然実感が沸かなかったです。でも完成したアニメを観て改めていいマンガだなと思いましたね(笑)」と冗談交じりに話した。さらに「嘘偽りがあると読者にもわかるので、本当の自分が出たというか、削って削って魂から出てきた作品ですね。あと実は霊感もあるんです」と驚きの裏話を明かした。

独特の世界観を持つ本作のアニメ化にあたって近藤は「アニメ化の話を頂いた時は周りのスタッフも盛り上がっていて、人気のある作品なんだなとプレッシャーがかかりました。ホラー作品を手がけたかったというのもありましたが、怖さだけでなくいろんな楽しみ方ができるように作っています。音楽についても、音楽だけで楽しめるくらいクオリティの高いものができあがったので、是非ヘッドフォンで聞いてもらいたいですね」とこだわりを語った。これに対してキャラクターの役作りについて、村瀬は「キャラクター性を理解した上で体現してくださる経験豊富な先輩方が周りにいたので、その中に入っていけばいいという感覚になれました。マンガと違ってアニメは一連の動きがあって、音との連動もあるし、シーンの盛り上げ方や完成形がわからなかった部分もあったんですけど、みんなで協調して作り上げていくことができました」と答え、林も「ロージーは本作の中で“成長”というワードを担っているんです。最初はおっちょこちょいで頼りないんですけど回を重ねるごとに成長を遂げていく部分とか、成長する上での気持ちの変化を表現できるように心がけました」と役への取り組みを語った。

そして林勇がボーカルを務めるユニット、SCREEN modeが担当する本作のオープニングテーマ「GIFTED」の聴きどころや曲に込められた想いを聞かれると、「“成長”と“挑戦”をキーワードに歌詞を書いて頂いたんですけど、自問自答しながら、もがきながら進んでいく強さとか、友情や絆の大切さを歌った曲になっているので、登場するキャラクターとか、聞いてくれる人の応援歌になればと思います」と魅力をアピールした。

最後に登壇者4名のサイン入りポスターが当たる抽選会では、本作で主人公のムヒョが霊を裁く際の決めゼリフにちなみ、村瀬が「運が良すぎる罪により、サイン入りポスタープレゼントの刑に処す!」と抽選を行い、ファンにはたまらないサプライズプレゼントとなった。本作の見どころについて最後に村瀬が「ストーリーも骨太で、キャラクターも個性的ですし、映像の美しさやきれいで迫力のある音とか現代でアニメ化して意味のある作品だと思いますし、僕たちも魂を込めて演じさせていただきましたので是非お楽しみに!!」と締めくくった。

「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」
BSスカパー!にて8月3日(金)21:30、アニマックスにて9月3日(月)19:00放送スタート
監督:近藤信宏
キャスト:村瀬歩 林勇 神谷浩史 柿原徹也 明坂聡美 河村梨恵 羽多野渉 斎賀みつき 野水伊織 天﨑滉平 太田哲治

©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会