ゾウと中年男がタイの国土を縦断するロードムービー『ポップ・アイ』が、8月18日より公開されることが決定した。
ゾウと中年男がタイの国土を縦断するという奇想天外なアイデアを、巧みなストーリーテリング、ユーモアあふれる演出、そして旅情感あふれる映像で描き出した本作。かつては一流建築家として名を馳せたタナーは、ある日、バンコクの路上で、幼い頃に飼っていたゾウのポパイを偶然発見。巨大に成長したポパイを買い取り家に連れ帰るが、妻に拒否されてしまう。家庭も仕事も放り出したくなったタナーは、ポパイと二人で家出をし、かつて一緒に暮らした故郷を目指して長い旅に出る。
監督は、短編が各国の国際映画祭で注目され、CNNの「注目の人物(Ones to Watch)」でも取り上げられた、シンガポール出身の新鋭カーステン・タン。待望の長編デビュー作となった本作は、名匠エリック・クーに大絶賛され、ワールドプレミアとなった第33回サンダンス国際映画祭ワールド・シネマドラマ・コンペティション部門にて脚本賞を受賞し大きな話題となり、その後、ロッテルダムやチューリッヒなどの国際映画祭でも高い評価を得た。
『ポップ・アイ』
8月18日(土)より渋谷ユーロスペースほかにて全国順次ロードショー
監督・脚本:カーステン・タン
出演:タネート・ワラークンヌクロ ペンパック・シリクン
配給:トレノバ
【ストーリー】 かつては一流建築家として名を馳せたタナー。今は会社で居場所がなくなり、妻にも相手にされず、人生に疲れきった中年男。ある日、彼はバンコクの路上で、幼い頃に飼っていたゾウのポパイを偶然見つける。居ても立ってもいられなくなった彼は、時を経て巨大に成長したポパイを買い取って家に連れ帰るが、妻にキレられる。家庭も仕事も放り出したくなったタナーはポパイと二人で家出をして、かつて一緒に暮らした故郷を目指して長い長い旅をはじめる。 彼らは旅先で個性豊かな人々と出会っていき…。