寺島しのぶ「ドイツ大好き!」『オー・ルーシー!』ドイツ・フランクフルトで開催の「ニッポン・コネクション」大賞受賞!

日本人監督作品として10年ぶりにカンヌ国際映画祭批評家週間に選出される快挙を成し遂げた話題作『オー・ルーシー!』(4月28日より公開中)。このほど、本作がドイツ・フランクフルトにて開催されている「ニッポン・コネクション」にて大賞を受賞した。併せて、主演の寺島しのぶが女優として「ニッポン名誉賞」も受賞し、現地での授賞式に参加した。

今年で第18回となる「ニッポン・コネクション」は、ドイツ、フランクフルトで5月29日~6月3日まで開催され、2017年の第17回映画祭での上映作品数は100作品を超え、来場者が16,000人を超える世界最大の日本映画祭となっている。大作からインディーズ作品までを交えながら、幅広いジャンルの最新日本映画を集めた上映プログラムとなっており、寺島の出演作品としては、『オー・ルーシー!』、『幼な子われらに生まれ』、『裏切りの街』、『ヴァイブレータ』が上映された。

寺島は、日本映画界に特別な功績を残した人物に贈られる、「ニッポン名誉賞」を受賞し、Mousonturm,Saalで行われた映画祭のクロージングの舞台に登壇した。会場に集まった500名の観客の前に登場すると、熱狂的な日本映画ファンからは歓声が上がり、「まだ発展途上の私がこのような賞を頂いて良いのかと思いましたが、これからの私への期待だと思い、有り難くお受けしました」と挨拶。また「ベルリン映画祭で銀熊賞をいただき、今回名誉賞を頂きました。ドイツで二度も素敵な賞を頂き心から嬉しく思っています。ドイツ大好きです!」とニッポン名誉賞受賞の喜びを表現した。また、映画祭開催中上映された作品の中で、観客によって選ばれるニッポン・シネマ部門の最優秀作品賞である「ニッポンシネマアワード」には自身の主演作である、映画『オー・ルーシー!』が選ばれた。「“観客賞”は作り手にとって本当に嬉しい賞です。これはロスにいる平栁監督に頂いた賞だと思いますので、すぐ連絡します。益々ドイツが大好きです!」と興奮した様子でドイツでの評価を喜んだ。

『オー・ルーシー!』
4月28日より公開中
監督・脚本:平栁敦子
共同脚本:ボリス・フルーミン
出演:寺島しのぶ 南果歩 忽那汐里 役所広司 ジョシュ・ハートネット
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 節子43歳、独り身。職場では空気のような存在、一人暮らしの部屋は物だらけ。そんな節子の毎日は、姪の美花に代わって受講した怪しげな英会話教室で金髪のウィッグをかぶり“ルーシー”になった瞬間、色鮮やかに一変する。「ヘイ!マイ・ネイム・イズ・ルーシー!」「ワッツ・アップ?」“ルーシー”によって自分の中に眠っていた感情を呼び起こされた節子は、ハグしてくれたイケメン講師ジョンに恋をする。そんな幸せも束の間、突然ジョンは美花と一緒に日本を去ってしまう。自分が置かれた人生に納得できない節子は、二人を追ってカリフォルニアへ!旅の果てに節子は誰とハグできるのか—?

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