大谷亮平「今回は“鉄の男”役、きれいな女優さんがいても動じちゃいけない(笑)」『ゼニガタ』完成披露上映会レポート

大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、「奪い愛、冬」などで注目を集めた大谷亮平が初主演を務め、金と欲望に翻弄される人々の転落を描く映画『ゼニガタ』が5月26日に公開となる。それに先だち、5月17日、本作の完成披露上映会がシネマート新宿にて行われ、主演の大谷亮平、小林且弥、升毅、綾部真弥監督、そして主題歌を担当したTSUKEMEN(TAIRIKU、SUGURU、KENTA)が登壇した。

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本作が初主演作でスクリーンデビューとなった大谷亮平は、「俳優にとってスクリーンというのは格別なもので、今日はすごく興奮して幸せな気持ちでいっぱいです」とまず挨拶。今回のアウトローな役に関して「監督から“鉄の男”というテーマを掲げられまして、何があっても動じず、揺るがず、感情を出さないという男だったんです。でも、そんな男無理じゃないですか(笑)。小林さんや升さんに最初に会ったとき、背が高くて威圧されそうだったんですけど、動じちゃいけない、きれいな女優さんがいても動じちゃいけない(笑)。それを徹底して最後までやりましたね」と裏話を明かした。

お金がテーマの作品ということで、1億円を自由に使えるとしたら?と質問された大谷は、「僕は馬を買いたいです。競馬には興味はないですが、馬が大好きなんです。フォルムも好きですし、乗るのも好きなんです。種付けして儲けることもできるので(笑)」と下心も見せ、小林は「ビットコイン。増やそうかなと(笑)」、升は「居酒屋をやることが夢なんです。パート2があったら今回の警察署長役から居酒屋の親父役で出たいですね」と、それぞれの思いが明かされ、会場を沸かせた。

終盤、主題歌を担当した2ヴァイオリン&ピアノで人気のインストゥルメンタル・ユニット「TSUKEMEN」が登場し、主題歌「Volcano」を生披露。会場が盛り上がる中、最後に大谷から「実は綾部監督は元格闘家なんですね。その監督の魂と、キャスト・スタッフの気持ちを込めて、沼津に2週間ほど泊まり込んでつくった映画です。自信の持てる作品になりました。ぜひ楽しんでください」とメッセージがあり、イベントは幕を閉じた。

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『ゼニガタ』
5月26日(土)全国ロードショー
監督:綾部真弥
脚本:永森裕二
主題歌:TSUKEMEN「Volcano」(キングレコード)
出演:大谷亮平 小林且弥 佐津川愛美 田中俊介 玉城裕規 岩谷健司 松浦祐也 八木アリサ えんどぅ 土田拓海 吉原雅斗 安達祐実 升毅 渋川清彦
配給:AMGエンタテインメント スターキャット

【ストーリー】 錆びついた漁船が停泊するひなびた漁港。路地裏の一角でひっそり営む居酒屋「ゼニガタ」。店主は銭形兄弟の富男(大谷亮平)と静香。表向きは居酒屋だが、深夜0時から闇金業を始める。トサン(10日で3割)という違法な高金利で金を貸し、苛烈な取立てで債務者を追い込むのが銭形兄弟のスタイル。ある日、ボクサー崩れの男・八雲が「ゼニガタ」に入れてくれと申し出てきて…。

(C) 2018「ゼニガタ」製作委員会